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スガラムルディの魔女

2013年作品、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督、ウーゴ・シルバ、マリオ・カサス、ハイメ・オルドニェス、カロリーナ・バング、ガブリエル・デルガド出演。

ホセ(ウーゴ・シルバ)は失業中の身であり、妻シルビア(マカレナ・ゴメス)との結婚生活が破綻している。 トニー(マリオ・カサス)も同じく失業し、さらにヒモ相手の女に捨てられることを恐れている。 ふたりはホセの息子セルジオ(ガブリエル・デルガド)も巻き込んでマドリードで宝石店強盗を共謀する。 
ホセはキリストに扮し、トニーは緑色の兵士、他のメンバーも大道芸人に扮したまま宝石を盗みに入るが、時間がかかってしまい、警備会社の男が宝石店に入ろうとするところを、スポンジ・ボブに扮した奴が、発砲、そして警官隊が到着し彼は撃ち殺されてしまう。
プエルタ・デル・ソル広場で警察と銃撃戦が始まり、25,000個の金の指輪を奪ったホセとトニー、そしてセルジオは、偶然通りがかったタクシーに乗り込んで、警察からの逃走を決行する。
タクシーの運転手マヌエル(ハイメ・オルドニェス)、たまたま乗り合わせたバダホス男(ハビエル・ボテット)と、カーチェイスで何とかパトカーを振り切ることに成功、それ以外の犯人の数人はその場で逮捕されてしまった。 そして彼らは北に向かうのだった。
進んでいくと、山奥になって行った。 夜になりずいぶんと進んだ所で一軒の小屋が見えてきた。 そこで道を聞くとどうやらこの先に村があるらしい。 その村には魔女が住んでいるという噂があった。 恐怖を感じたホセ達だったがただ通り過ぎるだけだと車を走らせた。
途中、一件の酒場があり、そこでトイレを澄まし、さらに車を走らせると、いきなり前にさっきの酒場の女主人マリチュ(テレレ・パベス)が現れ、思わず轢いてしまう。 死んでしまったのではと思ったが、ちょっと目を放した隙に死体は消えてしまう。 それを見ていたのはセルジオだけだったが、彼は空を飛んで行ったと分からないことを言う。
しばらく行くと噂の村が見えてきた。 静まりかえった この村を通り過ぎようと走らせていると目の前に人・グラシアナ・バレネチェア(カルメン・マウラ)の姿が見えた。 聞くと母親をさがしているという。 どうも話を聞くとさっきの女主人の事らしい。 誰も見ていないと答えたホセ達はそのまま先を進もうとしたが成り行きでその女性を家に送る事になった。
村の奥にあるふるい屋敷、それが女性の家だった。 そこに現れた女性の娘エバ(カロリーナ・バング)と合流すると、気付いた頃にはセルジオの姿が見えなくなっていた。 息子は一体どこに消えてしまったのか?…

スガラムルディはスペインではバスク魔女博物館があり、近隣には 「魔女の洞窟」がある魔女の聖地のような場所という事らしいですね。 今でも、毎年壮大な祭礼が行われるらしいですね。
監督はアレックス・デ・ラ・イグレシア、実はもう1本見ているんで記事をあげますが、そちらはこれとはグッと趣が違う作品です。
主演のホセ役はウーゴ・シルバ、「ロスト・ボディ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13845204.html に出演していました。 またグラシ役でカルメン・マウラが出演、彼女は 「ボルベール <帰郷>」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8325484.html でイレーネ役をしていました。
物語はいきなりの宝石店強盗、大道芸人に扮した強盗団で、上手く行きそうでしたが、宝石店でホセが演説を始めてしまい、これがケチのつきはじめでした。 何とかタクシーの運転手が、金の指輪に目がくらんだのか、足になってくれて、逃げ込んだところが魔女の村という事でした。
スペイン作品は、なかなか熱くて面白かったり、サスペンスは見どころがあるんですが、今作はホラーコメディの部類ですね。 驚くのは物凄いエキストラを起用したクライマックスと、この村の主のような存在の登場ですね。
そして意外にグロイシーンが少ないってところですね。 人を食う魔女なんでもうちょっとえげつないシーンを創造、期待しちぁいましたが(^^)

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セルジオも強盗に参加

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キリストと緑の兵士が銀行強盗に

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そしてタクシーで逃亡

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逃げ込んだのは魔女の町

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彼女に家に招待される

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そこは恐ろしい町だった

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