anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

世界の果てまでヒャッハー!

2015年作品、ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー監督、フィリップ・ラショー、アリス・ダヴィ、クリスチャン・クラヴィエ出演。

フランク(フィリップ・ラショー)の恋人ソニア(アリス・ダビッド)の父親ジャン=ピエール(クリスチャン・クラビエ)は、ブラジルに住んでいて、高級リ ゾート地のホテルを経営している。 今回は何とか結婚しようと父親の承認を得るため仲間たちとブラジルに向かうフランクだった。
ソニアの従弟のエルネスト(バンサン・ドゥサニア)は、航空機のキャビンアテンダントをしていて操縦士を目指している。 機内でフランクは一緒に行く仲間のアレックス(ジュリアン・アルッティ)と、サム(タレック・ブダリ)に指輪を見せ、ソニアにプロポーズしようと計画していた。 しかしうっかり彼女が来てしまい慌てて口の中にアレックスが指輪を隠し飲み込んでしまう。 前途多難な旅の予感がした。
到着し待っていたのは、ジャン=ピエールだったが、なぜか彼はピリピリしていた。 それは環境団体のお偉方の一家がやってくるからだった。 お墨付きを得るこ とができるか、心配だからだった。
さらに、ソニアの祖母ヨランド(ヴェイルライネ・デ・ビルヌーブ)の世話を押し付けられてしまう。   仕方なく彼女を連れてジャングルの秘境ツアーに出かけたフランクたちだった。
ホテルがざわついている。 それは、ツアー一行が行方不明になってしまったのだった。 地元警察にも連絡が行き、捜査を開始するのだったが、なぜか手がかりとなるアレックスのビデオカメラが落ちていた。 いったいどこからそれが現れたのかジャン=ピエールは気にも留めず、唯一の手掛かりとして再生を開始するのだった。
そこに映っていたのは?…

なかなか個性的な邦題(^^)、正直これじゃ誰も見に行かないんじゃないかと思っていましたが、意外に上映館が少ないのと、コアなファンがいるんですね。 終わった後パンフを購入する鑑賞者が結構多かったですね。
私はおバカ動画の長編ものかと思っていましたが、さにあらず、けっこうコメディとしてはフランス独特の面白さがありましたね。
台詞に風刺が効いていて、映画のパロディ的なセリフも多い、結構笑える作りになっていますし、やはりベテランのリスチャン・クラビエが上手いんですね。
彼は、「最高の花婿」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14420354.html でも父親役をしていますが、そこでも絶妙な演技を見せていました。
監督は長編3作目のニコラ・ブナムと、コメディアン兼俳優であるフィリップ・ラショーが共同監督しています。 上記のところまではドラマになっていますが、POVという視点の映像に変わっていきます。
アレックスのカメラでの疑似ドキュメンタリーと、それを見て手がかりを得ようとするソニアと父親のジャン=ピエールとの2元での展開となっていきます。
ちょっとしたサバイバルアドベンチャーに意図せずなっていくんですが、そこにちょっと危なっかしくなってきたフランクとソニアの関係、そしてことごとく失敗をしてくれるおバカなアレックスとサム、なかなか笑えますね。
フランス発のコメディはただ笑うだけでなく、さりげなくドラマを入れるところがありにくいです。 ただこの邦題はなんとなならんのか?

イメージ 1
南国の楽園に来たおバカな3人

イメージ 2
サムが目をつけた女の子たち

イメージ 5
ツアーに行ったフランクたちが行方不明

イメージ 4
しかしツアーは大変なことに

イメージ 3
しかし以外にのんきな一行でもあった

イメージ 6