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エリート・スクワッド

2007年作品、ジョゼ・パジーリャ監督、ヴァグネル・モウラ主演。

1997年、リオデジャネイロ。 軍警察の特殊警察作戦大隊(BOPE)のナシメント大佐(ヴァグネル・モーラ)は、不毛かつ無謀な任務の日々に疲れ果てていた。 彼は妊娠中の妻・ロザーナ(マリア・リベイロ)とは、早く後継者に今の職を引き継いでもらい、激務のBOPEから異動する話をしていた。
ナシメントは、出動する時に動悸が激しくなり、体調がすぐれない時もあった。 そしてスラムでの鎮圧作戦の時に、情報を聞き出そうとした見張りをうっかり逃がして、ギャングたちに惨殺されてしまうという不手際を起こしてしまう。
見張りの少年の遺族から罵声を浴びせられ、ナシメントは医療部に行って診断をしてもらうが、体には異常は発見されなかった。 ストレスが原因と診断され、出産も控えているので早く後継者を作る必要があると、彼はBOPEを鍛え上げ、候補者を見つけようとする。
そんな中、軍警察に整備部隊に配属されてしまったネト(カイオ・ジュンケイラ )と、大学で社会学を専攻しているマチアス(アンドレ・ラミロ)が赴任する。 二人は幼馴染みで、同室になった。 ネトは正義感が強く、猪突猛進タイプ。 一方インテリのマティアスは警察官という身分は伏せたまま大学に通っていた。
ネトは警察車両の修理の部に配属される。 一方マティアスは書類整理にセクションに配属されるのだが、二人を待っていたのは警察もギャングも市民も、好き勝手放題に犯罪行為を繰り返し、しのぎを削り合う現実だった。
そんな時、リオ・デ・ジャネイロローマ法王が来訪することになった。 警察のエリート特殊部隊BOPEの隊長ナシメントは、法王が宿泊を希望した場所の近くにある、危険なスラム地帯にはびこる麻薬ディーラーを一掃せよとの命令を受ける。
妻が妊娠し、過酷な部隊を引退しようとしていた彼だったが、この最後の仕事だけは、断ることができなかった。 一方、正義心に燃える新人警官のネトとマチアスは、高い志を持って警官の任務を始めるが、腐敗し、堕落しきった警察の実態にショックを受ける。 彼らはやがて、最も過酷で、最も死に近い任務をこなす超エリート部隊、BOPE への入隊を希望するが…

ブラジル作品で、国内で大ヒットした作品ですね。 これは実に面白く、生々しい。 これがヒットする背景には、おそらく国民が日ごろ感じている鬱積した不満があり、この作品が大変リアルなんでしょう。
監督はジョゼ・パジーリャ、この続編も監督をしているほか、2014年版の 「ロボコップ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11259486.html に抜擢されています。 いかにこの2作品が評価されたかを物語っていますね。
物語は、BOPEの精鋭ナシメントと、若き後継者候補の二人ネトとマティアスの3人を中心にした物語です。 そして物語の大きな部分を占めるのは、やはりブラジルのスラムの荒れ方ですね。
ドラッグが大学にまで蔓延る荒れた環境、それを仕切るディーラー、さらにそこに集ってくる汚職警官たち。 しかしその背後には、見て見ぬふりをする政治家の影さえ見えてくるんですね。 まあそこ辺りは続編に詳しく描かれるんですが、そのスラムには鼻骨ギャングに立ち向かうのがBOPEと呼ばれる精鋭部隊ですね。
ナシメントが後継者を決めようと、志望者を鍛えあげるシーンがあるんですが、これが凄まじいんです。 100人いる中で3人残ればいい方、どんどんふるい落としていくんですが、最後に脱落して根を上げさせるところは、凄い迫力。
しかしこのBOPEに狙われるとさすがのギャングたちも恐れおののきますし、間違ってこの隊員を怪我させたり殺したりすると、物凄い報復をされ壊滅させられるんですね。
とにかくブラジルの恥部を抉った作品、続編も期待が高まります。

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精神的に病んでいるナシメント

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警官をやりながら大学にも通っているマチアス

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猪突猛進のエト

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そして二人はBOPEに入隊する

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しかし過酷な現実が二人に襲い掛かる

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