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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

2016年作品、スティーヴン・スピルバーグ監督、マーク・ライランス、ルビー・バーンヒル出演。

ロンドンの児童養護施設で暮らすソフィー(ルビー・バーンヒル)は、不眠症だった。午前3時になっても、彼女は眠れない。 夜中に来る手紙で、職員が取っていかないチラシを回収してくるのが日課になっていた。
夜は魔女の世界、夜中の12時だと言う人もいるし、午前2時がそうだという人もいる。 今日も午前3時になろうとしている。
ソフィーが一人起きていると、何気なく外を見たとき、ごみの缶が倒れる音がした。すると横らか大きな手がそれを直したのを見た。 見間違えかと思うが、手のほうから大きな男の姿が現われた。 そして目が合った。
怖くなったソフィーは、ベッドに包まって隠れていたが、その巨人は毛布ごとソフィーを抱え連れ去ってしまう。
こんな大きな巨人が夜中とはいえ目立つのではないか? しかし、彼は巧みに闇にまぎれ、光を使い、木の内側を走り、高い切り立った塔を駆け抜け、巨人の島に到着し、彼の住処に着いた。
ソフィーは、自分が食べられてしまうと思い込んでいた。 必死に逃げようとするが、実は巨人は人間は食べないのだった。 彼が食べるのはお化けきゅうりだけ。 この国はそれしか採れないのだった。
この国の巨人は、彼より大きい巨人が9人いて、彼だけが小さくいじめられていたのだった。 そして9人の巨人は、人間を食べるのだった。 彼らに見つかると、ソフィーは食べられてしまう。 巨人は必死に隠してくれ、ソフィーはそんな優しい巨人とだんだん仲良くなっていくのだった。
彼女は巨人のことをビッグ・フレンドリー・ジャイアント=BFGと呼ぶようになっていくのだった・・・

原作は児童文学作家ロアルド・ダールの 「オ・ヤサシ巨人BFG」 ということで、ディズニーピクチャーズが参加、監督をスティーヴン・スピルバーグが勤めていますが、前作の 「ブリッジ・オブ・スパイ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13820743.html とは打って変わったファンタジーとなりました。
スピルバーグはここに来て、がんがん新作予定を入れていますね。 年末70歳となりますが、スパートがかかっていますね。
主演のBFGは、マーク・ライランスとなるんでしょうかね? モーションピクチャーでの出演ですが、ちゃんと彼の雰囲気は残してありますね。 そしてスピルバーグとは連続のコンビとなりました。
一方の主役はルビー・バーンヒル、撮影当時はまだ10歳ということらしいですが、堂々とした演技でしたね。 まあ子役と俳優のちょうど中間のような立ち位置な感じですが、しっかりした役者ぶりでした。 こういう相手がいない中の演技というのは難しいでしょうからね。
物語は、どうしてBFGがソフィーをさらったのか? それよりもどうして人間を食べないのに、夜中に人間の街に行くのか? それは彼の “仕事” とかかわりがあるんですね。
巨人たちの中で、どうやら彼が特殊な役割を持っているんですね。 というか、9人の巨人たちはただ食って寝るだけ、何にもしない愚かな生き物に堕落してしまったようですね。
しかしソフィーの存在がわかると、9人の愚かな巨人たちが、人間をさらって食べることに、火が付いてしまいます。
この作品、字幕版上映が極端に少ないんですね。 何とか字幕版を見ることが出来ましたが、ようは子供対照の作品となっているからなんですね。 確かにスピルバーグにしては、ちょっとつっきみの足りない、あっさりとした作りで、後半出てくるイギリスの女王様のところに意外に注力をしています。
CGを駆使した作りにする意味はわかりますが、その分ちょっとゆるくなったのが残念でしたが。

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巨人と目が会ったソフィー

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連れてこられたところは巨人の世界

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大きな瓶がいっぱい


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そしてあるところにソフィーを連れて行く

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そして二人に芽生えた友情

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