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ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

2014年作品、キム・ソンス監督、西島秀俊、キム・ヒョジン真木よう子出演。

ごく普通の会社員、石神武人(西島秀俊)はイラストレーター、ある日、石神は会社で、妻からの誕生日プレゼントを宅急便で受け取る。 中にはCDがあり、メッセージはなぜか韓国語だった。
自宅に戻ると、部屋は真っ暗で、キャンドルがたくさんつけられていた。 そしてそこにあったのは、妻・ゆり(中村ゆり)の死体だった。 呆然としているところに突然鳴り響いた電話に出ると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、妻の声だった。 「今日は実家に泊まるから」 口調も普通だった。
その直後、自宅に警視庁・捜査一課を名乗る男たちが侵入してきた。 石神が男たちの応対をしている間に、なんと妻の死体が消えてしまう。 警察と名乗る男は、物音がしたことを訝しげに言うが、不審なところがあるので、同行をしてほしいと言い出す。
警察の男の車に乗り込んだ石神は 「オ・ジヌという韓国人の男」 について聞き、石神を拉致しようするのだった。
一方女性記者のカン・ジウォン(キム・ヒョジン)は、特ダネを探していた。 本国からは急き立てられている。 そんな時、石神は拉致されそうになった車から脱出し、ジウォンの車に逃げ込み、その場から脱出する。 わけがわからないジウォンだが、必死に訴える石神の姿にただならないものを感じ、彼を追手から逃がす手助けをするが、正体不明の男に対する恐れも持っていた。
石神はとっさに背広に発信器を入れられるが、彼女がそれに気が付いて処分してくれる。 しかしここから石神の周りがどんどんおかしなことになっていくのだった。 
そして自分の記憶がおかしくなっていることに彼はだんだん気が付いて行くのだが・・・

監督はキム・ソンス、原作は日本の司城志朗ですが、日韓共同制作で映画化になっています。 キャストもそれぞれのキャストとなっており、西島秀俊とキム・ヒョジンのダブル主演の扱いですね。 キム・ソンス監督の作品は、あまり見たことはありません。 いずれ出会う事でしょう。
こういう作品は私は好きな部類ですね。 周りがどんどんおかしなことになっていく。妻の実家には知らない人がいる、今まで住んでいた環境がある日突然変わってしまう。 大掛かりな陰謀の匂いもしますし、SFチックな展開にも感じられる。
しかし今作は題名にある通り、記憶が混乱する謎解きの中で、実はある研究が行われていたというお話になっていくんですね。
多少難しい展開と、演出のくどさが感じられるのが難点ですが、脳の働きを活性化させるというのは、痴ほう症や、アルツハイマーの対策の薬の開発と化が描かれている 「猿の惑星: 創世記」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12158572.html
もあり、これは大きなテーマであり、困難さからの副作用という点では似ていますね。
ちょっとひねりがあって、着地をうまくするといい作品になったんですがね。

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突然の妻の死、そして死体が消える

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追われ始めたところで彼女と出会い

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しばらく行動を共にする

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そして記憶がどんどん混乱していく

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彼女は妻なのか?

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