岐阜でリエちゃんと一緒に暮らしていた黒猫のルドルフ（声：井上真央）は、いつもリエちゃんについていきたかった。 サッシがほんの少しあいていたので、必死に庭に出たところ、隣のメス猫に話しかけられる。 お互いに外の世界を知らない家猫だった。
しかしその日は、玄関がしっかり閉まっていなかった。 リエちゃんを追いかけ一人で外に出てしまったルドルフ。 勝手が分からず魚屋に飛び込んでしまい、魚泥棒と思われ追いかけられて逃げ込んだのが軽トラックだった。 そして逃げ込んだときに意識を失い気がついた時一昼夜たっていた。
長距離トラックが着いたところは東京、見慣れたところはまったくない、どこが家だかわからないルドルフだった。
咥えていた魚に大きな猫が寄ってきた。 彼は、身体が大きく街を牛耳るボス猫のイッパイアッテナ（声：鈴木亮平）だった。 わけを聞くと、相当な遠くから来たと思われたので、彼はルドルフを自分の住処に連れて行くのだった。
自分がどこに住んでいたのかもわからないルドルフは、もう故郷には戻れないと知り、悲しみに暮れる。
その日から、驚くべき能力を身につけているイッパイアッテナと一緒に行動しながら、ノラ猫としての生き方を学んでいくルドルフ。 そんなある日、友達になったお調子者の猫ブッチー（声：八嶋智人）から、恐ろしい犬デビル（声：古田新太）の存在を知らされる・・・
「ルドルフとイッパイアッテナ」 は、斉藤洋の児童文学作品ということなんですね。最近しっかりしていて、動物ものと言えば体外アメリカから来る作品が多く、これも日本の俳優さんたちが声をあてていると思い込んでしました。 これは大変申し訳ない思い込みであるとともに、なかなか優れた原作ですね。
監督は多くのアニメーションを手がけている湯山邦彦とクリエイティブディレクターの榊原幹典、声の出演ではルドルフに井上真央、近年の作品は実写としては 「白ゆき姫殺人事件」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11339416.html 一方、イッパイアッテナは鈴木亮平、「HK／変態仮面 アブノーマル・クライシス」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14147813.html は彼の真骨頂？ですか（＾＾）
物語は、このあとルドルフが、野良猫としていろいろ学んでいくんですね。 そしてルドルフの目標は大好きなリエちゃんのところへ帰ること。 そしてまずは自分がどこから来たのかを知るところからでした。 しかし猫にそんなことは分かりません。 しかしイッパイアッテナは、特別な能力を持っているんですね。
彼は野良としてしっかり生きている。 あるところでは “トラ” と呼ばれいろんな名前で呼ばれている彼ですが、仲間内では “ステトラ” といわれたいます。 一目置かれているんですが、彼も元飼い猫だったんですね。
そして彼の飼い主は彼を “タイガー” と呼んでいて本当に可愛がっていたし、生きるすべを教えてくれたんですね。
日本のアニメーションも負けていないという良い作品、友情、成長、別れ、いろんな要素が入っている、大人も子供も見れる良作でした。
外に出たルドルフ
