anttiorbの映画、映像の世界

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貞子vs伽椰子

2016年作品、白石晃士監督、山本美月玉城ティナ安藤政信出演。

一人暮らしの女性のもとに、民生委員の女性が訪ねてきた。 玄関は開いていた。そして気になったので彼女が入っていくと、一瞬後ろ姿が見えた。 安心したのもつかの間、その姿は消え、炬燵の奥で倒れている一人暮らしの女性。 もうこと切れていた。 そしてテレビには、何かのビデオが映っていた。
都市伝説の研究家でもある大学教授・森繁(甲本雅裕)が、その都市伝説の講義をしている。 多くの都市伝説は、実際に見たという人の話を聞いた者はいない。 しかし呪いのビデオだけは、どうやら彼の調査では本物ではないかと熱弁をしていた。
女子大生の有里(山本美月)は、親友の夏美(佐津川愛美)と、居眠りをしながらその講義を聞いていた。 森繁は最後にちゃっかりと自分の著作の宣伝をしていた。
夏美は機械音痴のため、あることを有里にお願いをしていた。 それは両親の結婚式のビデオを、DVDにダビングをすることだった。 学食の食券5枚で引き受けた有里は、夏美を連れてリサイクルショップに行く。
こういうところに中古のビデオがあると思った有里は、手ごろなほこりまみれビデオデッキを見つける。 しかしそのビデオデッキは、あの一人暮らしの女性の家にあったものだった。
女子高生の鈴花(玉城ティナ)は、両親との3人暮らし、そして新しい家に引っ越してきた。 しかし迎えの家はうっそうとしていて、大きな看板が2つあり、大きく “立入禁止” と書かれていた。 しかしその文字はもう薄汚れていた。 厳重に針金で止められておりその家、鈴花は何か気になっていた。
彼女は引っ越してきてすぐに友達ができた。 しかし自分の家のことを言うと、その立ち入り禁止の家の近くだという事がすぐにわかってしまう、それほど有名な家だった。 タロットカードで友達が占ってくれるが、出たカードは最悪、そして絶対そこに入っちゃダメと警告されるのだが。
しかしその帰り道、ひとりの少年と、それを囲んでいる3人の少年を見かける。 3人の少年はその一人の少年をいじめているようで、この家に一人で入らせようとしているのだった。 抵抗できないその少年が入っていくが、少年は3人の少年n石をぶつけ、その家に逃げ込む。 3人の少年は怒ってその家に入ってしまったが、それっきり4人の消息は不明となってしまう。
“呪いのビデオ” と、“呪いの家” 二つの強力な呪いが今交錯する…

待ちに待った(^^) 「リング」 と「呪怨」 のコラボ企画、シャレで言ったようなこの企画に、真っ先に飛びついて撮ってしまったのが白石晃士監督でした。
昨年公開の「呪怨 -ザ・ファイナル-」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13204088.html のエンドロールの最後に、おまけのような前ふりが入っていますが、まさかの実現となり、これがけっこう商業ベースに乗っかり、全国公開となりました。
一応両シリーズのスピンオフ企画という位置づけですが、途中まではそれぞれの恐怖がまだ続いているという設定で、今までのシリーズの続編とはなっていません。
しかし、ここに一人の(正確には二人の新キャラ)男を登場させ、強い呪いを持った二人の怨念キャラを対決させる仕掛けを作るんですね。
霊能者・常盤経蔵、安藤政信が演じていて、盲目の霊媒少女・珠緒(菊地麻衣)を連れてこの事件に介入してきます。 まあこの経蔵君が良いキャラですね。 高額な金をむしり取って、幽霊がらみの難事件を解決するある意味札付きの問題児ですね。でもこういう輩が出てこないと、2大ヒロインの対決にならない(^^)
じゃあどういう戦いになるのか? まあそこが見どころですね。
白石監督なんで、私は安心して見ることができるんですが、初めての人には面喰ってしまったかも? MX4Dで見ましたが、十分2Dでも楽しめます。 立体だったらもっと良かったと思いました。
こういう企画は大歓迎、また趣向を凝らしてやってほしい。

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古いビデオが入っていて、有里は再生してしまう

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学校の友達にタロットで占ってもらい警告を受ける鈴花

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しかし彼女も入ってしまう、その家に

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常盤経蔵と珠緒

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そして二人の因縁をぶつけるのだが・・・

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