anttiorbの映画、映像の世界

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呪怨(劇場版)

2002年作品、清水崇監督、奥菜恵 伊東美咲 上原美佐 尾関優哉出演。

呪怨…強い怨念を抱いたまま死んだモノの呪い。 それは死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。 その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。
女子大生・仁科理佳(奥菜恵)は、光ヶ丘総合福祉センターで老人介護のボランティアをしていた。
ある日、市役所の担当の人に連絡が取れない家があって困っていると言われ、仕方なくボランティアの立場ということで、理佳は急遽ピンチヒッターとして介護の必要な老女・徳永幸枝の様子を見るために、徳永家を訪問した。 本来は担当の人と訪問しないとならないのだが、上司は 「今度何かおごるから」 と言って、無責任に理佳をひとりで行かせてしまう。
徳永家を訪問した理佳は、ドアチャイムを鳴らしてノックをするが応答はなく、玄関は施錠されていまなかった。
声をかけ彼女が入って行くと、部屋は玄関も廊下も散らかっていて、かすかにシャンデリアが揺れていた。 ふと奥のすりガラスに爪を立てる2本の手を見た理佳は、慌てて家にあがる。
すりガラスの入った横開きの扉を開くと、老女・幸枝(磯村千花子)が奥の間で放置されたままだった。 理佳は奥の間の雨戸や窓を開け、幸枝がお漏らしして濡れた布団を干し、老女の沐浴をする。 畳の一部が黒く変色しているのを見た理佳は、絞った雑巾を上に置いてシミ抜きしながら、掃除機をかけ始める。
家にいまいるのは幸枝だけと思われるが、掃除機が吸った丸められた写真を見ると、夫妻と男の子が写っています。 妻の顔は切り取られていた。
2階へ掃除機を持ってあがった理佳は、奥の部屋から物音を聞きつけ、入るとベッドはカッターでずたずたに切り裂かれており、窓も目張りされて、襖がガムテープで封印されていた。
その襖からカリカリとひっかく音が聞こえたので、理佳はガムテープを剥がして襖を開けると、中には黒い猫が一瞬見えたかと思ったら、小学生くらいの男の子・俊雄(尾関優哉)が押し入れの中に閉じ込められていた。
男の子のことを聞こうと階下におりた理佳は幸枝に問いかけるが、幸枝は全く反応をしない。 福祉センターに電話をかけ、男の子が押し入れに閉じ込められていたと報告した理佳は、電話を切りるが、すかさずその電話が鳴り、留守電のメッセージに、鈴木家の夫・徳永勝也(津田寛治)の妹・仁美(伊東美咲)から 「連絡くれ」 という伝言が入ってきた。
2階の手すりから覗く少年に名を聞くと「トシオ」と答えるが、声がおかしかった、とその時、幸枝に黒い影が迫って来ていて、それを見た理佳は意識を失ってしまうのだった…

さて劇場版ですね。
監督は一貫して清水崇。 主演は奥菜恵、やはり彼女の幼い頃のあの作品 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15080510.html は印象的でしたね。

物語は、あれから人間は一新され、そしてあの家も新しい入居人が入っているようなんです。 そしてそこにいる老婆の介護の件で、ボランティアをしている理佳がまず遭遇する恐ろしい場面から始まります。
ここには老婆以外、夫婦がいるはずなんですが、もう理佳が来た時点では二人の姿はありません。 そしているはずのない少年、そう俊雄が現れるんですね。
そしてこの家の夫の妹、老婆の娘の電話が鳴り、妹もこの家に吸い寄せられるようになっていきます。
この作品では有名なシーンがありますね。 奥菜恵演じる理佳が寝ていると、上からと布団の中から、伽耶子と俊雄が覗き込むシーンですね。 これはギャグでも使われますが、これを初めて見た時は布団をかぶっても逃げられないと思わせる恐いシーンでした。
相変わらずの皆殺しの展開、そして映画が続いて行きます。
イメージ 1
 あの家に行ってしまった理佳

イメージ 2
押入れを除くが

黒い影を見てしまう

そして理佳は魅入られてしまい

どうしようもなくなっていく