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水曜日に抱かれる女

1995年作品、ニコラス・カザン監督、ジェームズ・スペイダー、メッチェン・アミック出演

離婚したばかりのエリート建築家のレイ・リマドン(ジェームズ・スペイダー)は、元妻と喧嘩別れした感じではなかった。 でももう夫婦生活はできないと悟ったことからの離婚だった。 ある程度円満で別れたレイは、しばらくやる気を失ってしまう。
そんな彼の姿をちょっと心配したノーマン(ラリー・ミラー)は、なんとか元気つけようと、女性と出会えるパーティーに誘うのだった。
独身になったレイに、よってくる女性は多く、地位も名声もある彼は女の方がほっては置かない。 しかしそこで彼は女性リーナ(メッチェン・アミック)に出会うのだった。
二人に仲は一気に進み、魅惑的な美女リーナ・マザースと再婚する。 親友のノーマン(ラリー・ミラー)、ラリー(フレデリック・レーン)、エレイン(ベス・アームストロング)らから祝福され、良妻賢母の典型のようなリーナとの間には子供も生まれて、円満な夫婦生活が続いた。
ところが結婚2周年のディナーの席上、リーナにシシーと呼び掛ける女性が現われた。 そして、誰か彼の知らない人物と電話で話すリーナの姿を見かけるようになる。
彼女は母親から虐待を受けていて、あまりいい関係ではなかったとレイに言っていたが、この日からリーナに何か違和感を感じ始めてしまうレイ。
そしてとうとう、彼は彼女の生まれ育った町に行き、彼女の過去を調べ始めるのだった。付近の人たちに 「シシーという女性を知らないか?」 と聞き始めるが、隠しているのか知らないのか、誰も答えようとしない。
しかしホームレスのような男が彼女のことを話し始める。 そして彼女の家まで教えてもらうのだった。 その男はエディと名乗った。 実家に行ってみると、シシーの夫という事で歓迎を受けるレイ。 結婚のことはもちろん知っていた。
彼女の本名はテルマ・スナイダー、通称シシーで、エディという男と同棲までしていたばかりか、はじめて会った彼女の両親は聞いていたのとまるで違う人物だった。リーナは、過去を偽ったのはテキサスの田舎娘だった自分を捨て去り、新しい女に生まれ変わるためだったとレイに語る。 彼女を捨てきれなかったレイはリーナを受け入れ、二人目の子供も生まれたのだが…

ニコラス・カザン監督作品は初めてですね。 父親は俳優のエリア・カザン、娘はゾーイ・カザン、脚本が主で、監督作品はこれ1作では? また主演のジェームズ・スペイダーはこの後大分人相が変わり、ちょっと違う配役の出演が多くなっていきます。 ヒロインというか謎の女役のメッチェン・アミックは、私はあまり知らない女優さんですが、なかなか怖い役に嵌っていました。
物語は再婚した美女の過去を調べ始めていく中で、実は恐ろしい人格の女性に気がついて行く男の物語ですね。 そして、前の妻との離婚の原因の一つが暴力でした。 でもDVと言えるほどのものではなく、平手打ちくらいな物でしたが、実はそこが尾を引いているんですね。
そしてこの後決定的なことを彼女がたくらみ実行していきます。 はたして彼は彼女から逃れることができるのか?
オチはちょっと意外というか、そうなってしまうの?というものでしたが(^^)

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1人になり心の隙間に

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現れた美しい女性

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すぐに二人は付き合い始め結婚を

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しかし彼女の過去を全く知らないレイ

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そして彼女の術中にはまっていく

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