anttiorbの映画、映像の世界

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あやしい彼女

2016年作品、水田伸生監督、多部未華子主演。

東京の下町。 毒舌で頑固でおせっかい、トラブルばかり引き起こす73歳のおばあちゃん、瀬山カツ(倍賞美津子)は、周囲から煙たがられてばかりの毎日。 商店街をいろんな店にちょっかいを掛けながら歌いながら歩いていた。
彼女は、女手一つで娘・幸恵(小林聡美)を育てて、今は幼なじみの中田次郎(志賀廣太郎)が営む風呂屋でパートをしている。 娘が働いているので、何もパートすることもないのだが、気ままに一見働いていた。
ご近所で風呂屋の常連の相原みどり(金井克子)とは憎まれ口を言い合う中、その仲裁にいつも次郎が入るのだった。
望むような人生を生きることができなかった彼女は、直ぐ自分の苦労 を言ってしまう。 しかしそれは幸恵にとっては、嫌みに聞こえてしまう。 幸恵の息子、カツの孫の翼(北村匠海)は、バンドマンを目指している高校生。 しかし将来性のないパンクバンドをやっている。 バンド名は “怪しい彼女” しかしボーカルの女の子は就職活動をすると言い出していた。
ある日、孫の事でおれおれ詐欺に遭い100万円取られてしまったカツは、幸恵と喧嘩してしまう。 だったら自分の好きなことをさせてもらうと啖呵を切ったカツは、家を飛び出してしまう。
神社の境内で途方に暮れていた彼女は、ふと目にした写真館に吸い寄せられた。 こんな夜中に、こうこうと明かりがついていたその写真館には、懐かしいオードリー・ヘップバーンの写真が飾られていた。
カツはその写真館の店主(温水洋一)に 「私がこのカメラでお姫様にしてあげますよ」 と言われ、いい気分になって店を出た。 しかしその時、1台のバイクが彼女のかばんをひったくり、高校生の自転車とぶつかり逃走する。
しかし必死に走った彼女はなんとそのバイクに追いつき、 犯人を捕まえる。 どうしてそんな速さで走れるのか? なんとミラーに映った姿は、20歳の姿をしたカツ(多部未華子)だった……。

これは韓国映画のリメイクなんですね。 何かノリが軽い感じがしましたが、それでわかりました(^^) オリジナルを見ていないのですんなり楽しい作品でしたが、これは多部未華子の演技が凄い!
物語はこの後、行方不明となったカツを、幸恵が心配し、母の居場所を探し始めるんですね。 母の友達を当たろうとすると、母のカツは友達がほとんどいないんですね。 上記した次郎とみどりしか思い当たらない。 なぜなのか?
またカツは、咄嗟に名のった大鳥節子という偽名で、20歳と勝手に設定し、やりたいことを始めようとします。 着飾って、髪型もヘップバーンにするんですが、じゃあ何をやりたいのかが分からない。 しかしそこで出会ったのが音楽プロデューサーの小林拓人でした。 要潤が演じています。
大変楽しい作品、ちょっとしたSF作品ですが、ちゃんとほろっとさせてくれます。 今作も母の愛とプライド、しっかり描かれているんですが、クライマックスの感動シーンは、大変難しいシーンですね。
しっかり演技力のある女優でないと成り立たない感じでしたが、多部未華子ならではの演技力でした。 やはり彼女は上手いし、小林聡美もしっかり受け止めていました。 なかなかいい作品ですよ。

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不思議な写真館で若返ってしまったカツ

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若返ってみたものの、やることが無い

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でも、歌うことに出会う

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後を付けてきた男、痴漢?

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そして孫とバンド活動

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この男性は?