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怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション

2005年作品、吉田秋生監督、黒川芽以主演。

17歳の大和愛美(黒川芽以)は、フリーライターの父・充(吹越満)とともに古びたマンションに下見に来た。 父は気がすすまなかったようだが、愛美がここで良いと言うと、管理人の101号室の恵比寿(谷津勲)は、物凄く、一見不自然のように喜ぶのだった。
そして、引越してきたその日、マンションの住人達が出迎えてくるのだった。 そして荷物運びを手伝おうとした時、段ボールに書かれた愛美の文字に皆が凍りつくのだった。 そしてなるべく名前を呼ばない方がいいと、わけのわからないことを言う。
父の充は、かつて数々のスクープをものにした父だったが、2年前の母の事故死以来、酒浸りですっかり覇気を失っていた。 その古びたマンションには、幾つかおかしな ところがあった。 まず、マンションの前に引かれた白線。 午前0時までにその線の内側に帰っていなければならないという規則がある。
どうして午前0時までに帰らないといけないのか? それは、「わたしたちのせいじゃない」 と愛美たちと入れ代わりに、逃げるように越していく大黒一家から話を愛美が聞いてやっとわかった。 そして、愛美はここにはじめて来たときに、彼女たちの引越を覗いていた少女の姿を見かけていたのだった。
大黒家の娘は愛美と言い、彼女と一緒の名前だった。 しかし大黒家は彼女の名前を決して呼ばなかった。 それは、マンションを建てたかつてのオーナーの娘の霊がとりついているというのだった。
30年ほど前、“愛”という名のその少女は、学校の帰りに行方不明になり、それきりになった。 “愛” の霊は淋しいのか次々に霊を呼び寄せ、入居した住人が深夜0時までに帰ってこなかったり、怯えた住人が引越そうとすると、次々に呪い殺してしまう。
30年間で13家族が死んでいた。 “愛” と同じ名前を持っていた大黒の娘は、「二度とその名前を呼ぶな」という “愛” の呪いによって、心を完全に壊されてしまっていたのだった。
じゃあどうして大黒家は出て行けるのか? それは新しい家族が入居すると、代わりに一番古い家族が出ても殺されないからだった。
ここは知る人ぞ知る幽霊マンションなのであった…

このシリーズの劇場版第2弾、初めての長編作品となっています。 おそらく今まで、短編オムニバスを見慣れていた、ファンにとってはちょ っと違和感があるのかもしれませんね。
監督は吉田秋生、このシリーズでは何度も参加していますし、多くのテレビドラマを手掛けている演出家で、この作品で初監督みたいですね。他作品の映画は撮っていない感じです。 
主演は黒川芽以、彼女の作品は、「極道兵器」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8173920.html でのかっこいいヒロイン役が嵌っていましたが、今作では一転悲劇の主人公でした。
物語は、一度捕まったら逃れられないたちの悪い幽霊マンションですね。 父の充が気がすすまなかったのは正解だったんですが、逆に愛美はどうしてここを選んだのかがちょっと謎なんですね。 彼女にとってはどこでもよかった、途中のシーンで、泣きながら亡くなった母を恋しがるシーンがあるんですが、その理由がラストに明かされます。
唯一の愛美の理解者、同じ住人で、学生の205号室に住む細田よしひこ演じる高志に励まされるんですが、この出雲家も脱走、そして悲惨な結末に至ります。
ただ落ちはしっかりしていますし、長編心霊ホラーとしてはなかなか面白かったですね。

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このマンションのいわれを聞く愛美

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そして襲ってくる無数の手

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