anttiorbの映画、映像の世界

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キューブ■RED

2007年作品、ルイス・ピエドライータ、ロドリゴ・ソペーニャ監督、ルイス・オマール、サンティ・ミラン出演。

数学を専攻している学生(アレホ・サウラス)、彼は“ゴールドバッハの予想”と言われる難問を解いたことで有名になった。 しかし彼の部屋は何者かに荒らされ、パソコンも壊されてしまう。 大事な発表資料がダメになってしまった。
ある日、数学者たちに「フェルマー」と名乗る人物から問題が書かれた手紙が届く。“ガロア”と名付けられたのはあの学生だった。
そして別の数学者の“ヒルベルト”(ルイス・オマール)と名付けられた年輩の男は、自殺未遂をしたと友人の医者に告白をするが、彼もこの問題を解いたのだった。
また発明家の男“パスカル”(サンティ・ミラン)は、図書館で期日ぎりぎりまで問題に取り組み、図書館員の女性の何気ない一言で、なんとかクリアした。
そして期限までに問題を回答することができた者が選ばれ、とある湖畔の館に集まる。 3人のほかに女性の数学者“オリヴァ”(エレーナ・バレステロス)も到着し、4人で待っていると、岸の向こう側で車のライトが光っていた。 そこにあったボートで渡り、すると、車に用意された携帯情報端末PDA)である館に向かうことになる。
そこでしばらく待つと、フェルマー(フェデリコ・ルッピ)という年配の男が出てくる。 とりあえず彼と一緒に5人で用意された食事をとったのだが、いざ問題をという時に、彼の携帯が鳴り彼は突然病院に行ってしまう。 娘が入院していると言うのだった。
そして携帯に問題が送られてくる。 しかしそれは、指定された制限を過ぎると四方の壁が迫ってくるという事態に見舞われてしまうのだった。 迫ってくる壁を止めるには、PDAに送られてきた問題を制限時間内に解かなければならない。 極限の状態で問題に挑む4人。
なぜ4人が集められたのか?そして出ていった男は何者なのか?…

原題は「LA HABITACION DE FERMAT/FERMAT'S ROOM 」というんですが、邦題からするとあの「CUBE」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12242722.html の関連作品、スペインのリメイク作品のように感じますね。
登場人物は基本5人、そしてみんな通称で呼ばれることになります。ガロアヒルベルトパスカル、オリヴァ、そして招待した人間はフェルマーという事なんですね。
本家「CUBE」は意識不明で閉じ込められた立方体からの、脱出劇ですが、そこに入れられた人間の執念、境遇を見るのが面白かったですが、今作は、半ば半分自ら招待を受けるところが違いますね。
ある意味きな臭い感じがするところを、自分で来てしまった。 しかしそこに大きな罠が待っているんですが。
この作品の面白いところは迫りくる壁という閉鎖空間の恐怖もそうなんですが、それ以上に主催者のフェルマーが突然出て行ってしまうところなんですね。 そして彼が出ていくシーンに大きなヒントがあるんですねが。
そして多くの数学的なクイズが出てくるんですね。 これは頭がはっきりしているときに見ると、また面白いんですよ。 まあ数学の難問ゴールドバッハの予想を、といたという事で始まりますからね。
謎解きと、問題と頭を両方使う作品です。


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左側のヒルベルトも問題を解いた

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待ち合わせ場所に向かうガロア

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いち早く着いたパスカルとオリヴァ

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フェルマーを交えまずは食事

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フェルマーが去り問題が来るが

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回答が遅れると壁が迫ってくる

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