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ファントム・スレッド


1950年代のロンドン。 イギリスの高級ブランドのファッション界の中心に君臨し、社交界から脚光を浴びる天才的な仕立て屋のレイノルズ(ダニエル・デイ=ルイス)。
ある日、レイノルズは愛車に乗ってドライブに出かけた際に、郊外にある田舎のカフェに入る。
そこには、不器用ながら真面目で給仕をしているウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)を見かける。 なんとなく惹かれたレイノルズは、メニューオーダーの際にアルマに声を掛け、アルマも彼に惹かれていたのだった。
帰りがけに仕事が終わったら、食事をしないかと声を掛けると、彼女はメモを渡しOKする。 そして彼女を連れて帰ってしまうレイノルズだった。
レイノルズは、姉のシリル・ウッドコック(レズリー・マンヴィル)と二人三脚で今の栄華を掴んでいた。 シリルはレイノルズのすべてを理解していた。 そんな時にいきなり現れたアルマ、しかし彼女は怪訝な顔をしながら彼女を受け入れる。
レイノルズは新たなドレスのデザインを生み出すミューズとして、アロマを工房に迎え入れた。 アルマの “完璧な身体” をレイノルズはとても愛するのだった。
彼女をモデルに昼夜を問わず、まるで取り憑かれたようにデッサン画を描き、ドレスを仕立てて作り続ける。 アルマはレイノルズとの暮らしから、恋愛感情の気持ちを燃え上がっていき、やがて、彼の唯一の存在になることを望むようになる。
しかし、レイノルズはアロマの思いを無視して、無神経な態度を繰り返す。 アルマのことを愛しているのだが、だからと言って変化を好む人間ではなかった。 自分のペースを帰ることを極端に嫌うのだった。 次第にアルマは不満を露わにしていく。
やがて、アルマは森で手に入れた毒キノコを処方して、レイノルズの朝食に微量入れ混ぜ込むのだった・・・

ファッション業界の伝記映画、実はこれはダニエルの引退作品といわれています。
監督はポール・トーマス・アンダーソン、近作は 「ザ・マスター」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13148705.html を見ています。
そしてアルマ役でヴィッキー・クリープス、「コロニア」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15426460.html では悲劇の娘役をしていました。
そして姉のシリル役でレズリー・マンヴィル、「ロンドン、人生はじめます」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15484347.html では主人公の取り巻きの役をしていました。 「ラプチャー 破裂」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14972102.html ではドクター役、これはなぞの施設が描かれていました。

物語は、ファッション界を極めた姉と弟、しかしレイノルズはある日カフェで知り合ったアルマに惹かれてしまいます。 彼女は優しげな笑顔を見せるレイノルズに、なんとなく可愛いと思ってしまった感じです。 一気にそこからアルマを連れ帰ります。
実はアルマの体は、レイノルズいわく理想の体系のようですね。 彼女は肩幅が広く、胸も小さいと卑下していますが、彼にとってそうではないんですね。 そして彼の家に住み始めるアルマ、しかしいちいち育ちも好みも違うアルマ、だんだんと彼の性格に違和感を持っていきます。
そしてあるきっかけで、彼女の怒りが爆発します。
今作でのダニエルは何か若いですね。 還暦をちょっとすぎた彼で、アルマ演じるヴィッキー・クリープスとは親子ほど違いますが、普通に笑顔でいると若く感じます、逆に後半は老いを感じさせる対照的な姿が見えます。
俳優としてはこれから味が出てくると思うんですがね?

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この姉弟が会社を引っ張ってきた

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そんなある日彼女と出会う

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そして彼女を連れ帰り

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ミューズとする

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上得意であふれるレイノルズだったが

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