anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ウーマン・イン・ブラック2 死の天使

2014年作品、トム・ハーバー監督、ジェレミー・アーヴァイン、フィービー・フォックス出演。

1941年、第二次世界大戦中のロンドン。 度重なるドイツ軍の攻撃で、ロンドンの街は崩壊していた。
そんな都会から子供たちを疎開させることにしたある学校の子供たちが、引率の教師と共にイギリスの田舎町へ行くことになった。 その列車が出る時に、一人の少年が連れてこられた。
エドワード(オークリー・ペンダーガスト)という少年で、彼は両親を亡くし、言語を失っていた。 若い女性教師のイブ・パーキンス(フィービー・フォックス)はそんな彼が不憫と思うと同時に、ある感情が湧き出で、彼の手を引いて、引率することになった。
列車の中では、軍人のヘンリー(ジェレミー・アーヴァイン)が優しくイブに話しかけてくれ、荷物を持ってくれる。 2人は意気投合するのだが。
列車を降り、バスに乗り換え、運転をローズ博士(エイドリアン・ローリンズ)が行い、夜道を急ぎバスは走っていく。 しかしバスは無灯火、それは下手にライトをつけると、爆撃の対象にされる恐れがあるからだった。
しかし途中でバスはパンクをしてしまう。 しばし外に出た生徒たちだったが、バスから離れないように言うイブと、ベテランのヘレン・マクローリー女性校長教師(ジーン・ホッグ)。
しかしその時何か声が聞こえてきた。 そこには廃屋のような民家が数件ある場所だった。その中の一軒から聞こえてきた と思い、イブは底に近づいて中を覗き込むと、男の声で何やら呪文のような言葉が聞こえ、次に瞬間何かでドアのガラスが壊された。 驚いたイブはバスに逃げ戻った。 いったい何があったのか?
そして一行は“イールマーシュの館”と呼ばれる古い洋館にたどり着く。 だがここは40年前、恐怖の現場となった場所であった。
着くとすぐにイブはローズ博士とこの館の部屋を調べはじめる。 しかしその夜、またしても変な音が聞こえ始め、彼女は奥の部屋に明かりをともして、行くと何か変な影を見つけるイブだった。
そして、次の日からエドワードの様子が変わっていくのだった…

舞台は前作から約40年後、今回も吸いこまれるように例の場所“イールマーシュの館”に行ってしまうのは、戦争の戦果を流れようとする疎開先ということでした。
今回の主役は、フィービー・フォックス演じるイブ、明るく自由を求める女性教師ですが、対照的な封建的で、軍人のような校長マクローリーとのやり取りがなかなか面白いものがありました。
自分の目で見ないことは信じないし、幽霊なんてましてやという校長と、実は暗い過去を持ったイブは、エドワードに対して、ほかの生徒以上の感情を持っていきます。
でもこれは、ほかの生徒たちにとっても、ちょっとジェラシーになっていくんですね。 しかしこの子供たちの感情を、“ウーマン・イン・ブラック=黒衣の女” が狙ってくるんですね。
今作は、どうも前作を見た人対象になっているようですね。 時代こそ違いますが、前作で語られている、幼い子供を失ったジャネットの話はあっさりとしか触れられていませんですからね。
全体的に夜のシーンが多く画面は見辛いんですが、怖くさせてくれるゴシックホラーでした。

イメージ 1
館に着き、中を調べるイブ

イメージ 2
イブを守ってくれるヘンリー

イメージ 3
そしてエドワードに異変が

イメージ 4
イブにはある体験が

イメージ 5