anttiorbの映画、映像の世界

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DUST ダスト

2001年作品、ミルチョ・マンチェフスキー監督、ジョセフ・ファインズ主演。

2000年、ニューヨーク。 空き巣狙いで古アパートに押し入った青年エッジ(エイドリアン・レスター)は、部屋を物色していると、部屋の住人の老女・アンジェラ(ローズマリー・マーフィー)に逆に銃で脅されてしまう。
思いもよらぬ行動に震え上がったエッジは命乞いをするが、彼女はエッジにある話を無理やり聞かすのだった。 それは、100年前にアメリカからヨーロッパへ渡ったある兄弟の物語だった…。
同じ女性を愛し、宿命のライバルとなった兄・ルーク(デイヴィッド・ウェンハム)と弟・イライジャ(ジョセフ・ファインズ)。
パリでマケドニアの紛争を報じるニュース映画を観たルークは、賞金稼ぎのガンマンとなって、動乱のバルカン半島へ渡る。 そこでは、オスマン・トルコ軍とマケドニアの独立を掲げる革命軍の壮絶な戦闘が繰り広げられていた。
エッジは、初めどうして自分はこの話を無理矢理聞かされるのか不思議に思っていたが、だんだんもう勘弁して欲しいと思うようになっていった。 しかしアンジェラの話は終わらず、逃げようとすると容赦なく拳銃を撃ってくる。
そして話がだんだん頭に入ってくると、矛盾した個所も出てくる。 昔の話だからだった。
しかしアンジェラは高齢のためか具合がよくないのだった。 そしてだんだん彼女は弱々しくなってしまい、とうとう意識を失ってしまう。 その直前に彼にある金貨を渡すのだった。 それは古い金貨で、値打ち物の金貨だった。
やっと解放されると思ったエッジだったが、アンジェラの話を聞くうちに、いつしか兄弟の物語に魅せられていくのと、金貨の事が気になり、アンジェラを病院に入院させるのだった。
エッジが窃盗に入った原因は、彼が借金を背負っており、そして脅しをかけられているからだった。 そして老婆からもらった金貨目当てで、彼女の入院している病院に通い始める。 アンジェラはエッジが来るとその続きを話し始めるのだった…

正直なことを言うと、私は西部劇はちょっと苦手なんですね。 観ていただくと分かると思いますが書庫もないし、あまり見ないんです。
まあいずれは挑戦したいと思いますが、今のところなかなか避けているんです(^^)
ただこの作品は、ちょっと視点を変えた、そんな匂いのする話なんですね。
それは時代が100年前で、この兄弟がバリバリのガンマンなんです。 ただ現代と行ったり来たりなんで、私にはそこが見やすく、ちょっとファンタジー的な感じに鑑賞できました。
そしてこのどうしようもない男のエッジ、ただの借金まみれの強盗犯なんですが、だんだん老女のアンジェラと、彼女の語る話に引き込まれていくんですね。 そしてもう老い先短いアンジェラの方も、エッジに特別な思いをはじめから持っているんです。
キャストを見ると、ヴェラ・ファーミガが出てくるんですが、彼女がどこで登場するのかがちょっと楽しみになるお話でした。

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兄弟はライバルになってしまう

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新しい土地に行ったルークだが

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戦いに明け暮れる

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そしてひとりの女性を

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傷を負いながら

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