anttiorbの映画、映像の世界

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ジョン・ウィック


ジョン・ウィックキアヌ・リーブス)はある動画をスマホで見ていた。 それは妻の動画だった。 ヘレン(ブリジット・モイナハン)は、ジョンを残して逝ってしまった。 悲しみにくれるジョンのもとに、宅配便が届いた。 それは亡き妻からのメッセージとともに、子犬が入っていた。
妻のヘレンは、たった一人残されるジョンのことを思って、自分が死んだらこの子を愛してほしいと、用意していたのだった。 優しい妻の心配りに泣き崩れるジョン、そしてビーグルの子犬・デイジーとの生活を開始するのだった。
エサを買いに愛車のマスタングに乗ると、デイジーも付いてくる。 途中ガソリンスタンドによると、ロシア語を話す3人がいた。 その中の一人、ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン)が、「これは70年型か?この車はいくらなのか?」 と聞いてくる。ジョンは60年型で、売る気はないときっぱり答え、そこを離れる。
その夜、ジョンの家に3人の覆面の男が侵入してきた。 男たちの狙いは車だった。必死に泣くデイジーをバットで殴り殺 し、ジョンにも不意打ちをし、車を盗んで去って行く3人。
車はさておき、亡き妻の形見のデイジーを殺されたジョンは、まず3人の身元を、3人が持ち込むだろうと思った車屋から聞き出し、彼がロシアン・マフィアのヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニュークヴィスト)の息子のヨセフだということが解る。 車屋から連絡を受けたヴィゴは、すぐさまヨセフを呼ぶ。
そしてジョン・ウィックがどういう男かを教えるのだった。 もちろん軽はずみでしでかした息子の行為にも、それなりの制裁を加えながら。
彼はヴィゴと一緒に働いていた凄腕の殺し屋だった。 しかしヘレンと出会い、裏社会から足を洗いたいとヴィゴに言う。 その時の条件は、誰しもできないようなことだったが、ジョンは 見事にその仕事をこなし、そのおかげでヴィゴはこの世界を牛耳ることができたのだった。
そしてジョンの復讐が始まるのだった…

久しぶりに観たキアヌ・リーブス、これは彼の復活作になる予感がひしひしですね。
最近何か作品に恵まれてない気がしていましたが、骨太の殺し屋役の今作、なかなかの展開であり、容赦ない彼のテクニック、プロの殺しのテクニックがなかなかです。 自ら製作総指揮、彼の気概が出ている感じですね。
冒頭のシーンが悲劇を予感しますが、展開はなかなかです。
予告編で多少ネタバレがあるようですが、物語自体は単純な感じでもあるんですが、描かれている裏世界が良く、裏世界で生きている住人たちがまた個性豊かでいいんです。 もちろん怖い奴らばかりですが。
ウィレム・デフォーエイドリアンヌ・パリッキ、ランス・レディック、イアン・マクシェーンらがどういう役で出てくるのかを見るのもまたいいですね。
そしてジョンの銃の撃ち方がまたよかった。 殺し方も徹底していました。
悲しく切ない展開ではあるんですが、また観たいキアヌの姿が久しぶりでした。

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妻の葬儀に来てくれた友

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その時妻からの贈り物が届く、デイジーだった

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エサを買いに行く途中で寄ったスタンドで

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ヴィゴはヨセフの行動を攻める

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そしてジョンの復讐が開始される

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