anttiorbの映画、映像の世界

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探検隊の栄光

2015年作品、山本透監督、藤原竜也主演。

俳優・杉崎(藤原竜也)は、俳優人生を賭けて新境地に挑むことを決意する。ベラン共和国の空港に着いた彼は、今回の仕事でやるだろうリアクションの練習に余念がない。
伝説の未確認生物(UMA)“ヤーガ”を求め、秘境の地を探検するというテレビ番組なのだが、現地人がなにやらわけのわからない言葉をしゃべりながら彼に近づいてきて、彼の荷物を持って走り出した。 泥棒だと思った杉崎は必死に追いかけるが、その男はバンに荷物を積み込み笑顔を見せる。
そこに現れたのが、プロデューサーの井坂(ユースケ・サンタマリア)だった。 男は現地通訳のマゼラン(岡安章介)、途端に日本語を話し始める。なぜ最初から日本語で自己紹介をしないのか?
台本はあるのか気にしている杉崎だが、現地に着いたら渡すと軽く井坂に言われてしまうのだ。
出発地点にはもうみんながスタンバイしていた。 プロデューサーのほかに、ディレクターの瀬川(小澤征悦)、カメラマンの橋本(田中要次)、音声・照明の小宮山(川村陽介)、ADの赤田(佐野ひなこ)、そして現地通訳マゼランで、隊長が杉崎だった。 このメンバーでこのミッションに挑戦する。
やっと渡された台本は、ほとんどアドリブで、進行が大雑把に書いてあるだけの薄い冊子だった。 まずホテルに行き、台本を読み込みたいという杉崎の意見はあっさり却下され、早速まずは近くの村を目指して隊は出発する。
ちょっとしたほら穴を切り立ったようなところに、村人たちはいた。 未開の地のような雰囲気を醸し出したのはほんの一瞬、奥は活気のある普通の物がいっぱい売っているところで、スーツの男もいる。 実はここはマゼランの生れた村と言うことだった。
そしてここに彼の祖母がいて、彼女はシャーマンだと言うのだった。 そしてここで探検の方向性を示す預言を彼女がするのだったが…

これは懐かしく、シュールで面白かった(^^)
私たちの世代では、これは“川口浩探検隊シリーズ”ですよね。 当時もちろんガキだった私は毎回結構必死に観ていました。 さすがに子供ながら、100%信じられないようなもやもや感の中、それでも盛り上げ方が上手く、あったらいいな!と言うくらいの熱さで見ていましたが、でも見だすと止まらない、やめられない番組でしたね。
藤原君演じる杉崎は、俳優としてはあるイメージがついてしまい、それでだんだん売れなくなってしまっているんですね。 この番組を引き受けたのは、彼の起死回生の挑戦だったんですね。もちろんやらせと言うか、彼にしては役者として演じ切ると言う決心でした。
ただ周りがもうただ思いっきりやらせ番組を録ると言う軽いノリ、責任感無しなんですね。 小宮山はいざという時使おうと、様々なUMAのギミックを作って持ってきているくらいですからね。
そんなペースで、上手く進行して行くんですが、問題の洞窟に着いた時、予想外の事が起こるんですよね。
山本監督は「グッモーエビアン!http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8059980.html も撮っていますし、多くの作品の助監督をしています。
これもなかなか楽しい作品でした。

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いざ出発!

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軽いノリのふたり

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目指すは、ヤーガのいる洞窟

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そして撮影は進み

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問題の洞窟でまさかの…

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