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リトル・ゴースト オバケの時計とフクロウ城の秘密

2013年作品、アラン・グスポーナー監督、ヨナス・ホルデンリーダー、アンナ・タールバッハ(声)出演。

何百年もの間フクロウ城で暮らす小さいオバケ(声:アンナ・タールバッハ)。
役場の鐘が12時を告げると、そこから「オバケ時間」の始まり。 夜はお化けの独壇場、フクロウ城の中のいろんなことを知っているし、歴史も詳しい。 12回目の鐘の音で目を覚まし、どんな扉も開けてしまう13本のカギ束を操り、真夜中の街を見て回る。
そんなある日、オバケは昼の世界を見てみたいという思いは強くなる。 日の光の中を飛び回ってみたい。 1時の時間になると決まって眠くなり、寝床にある箱の中に吸い込まれるように入ってしまうのだった。
カール(ヨナス・ホルデンリーダー)は暗くなると、望遠鏡で外を見ている。 それはオバケを見つけたいからだった。 オバケは本当にいる、そう信じているからだが、母(サンドラ・ボークマン)に早く寝るように言われてしまう。 もしいるんなら、夜の学校の見学会で会えるんじゃないかと言われ、彼はその日が待ち遠しくなった。
オバケは物知りのフクロウ(声:ヴォルフガング・ヘス)にどうすれば昼に起きていられるかを聞くと、フクロウは渋々教えてくれた。 それはオバケの時計を違った時間に合わせること。 でもその時計を教えたくないフクロウだった。 それは何が起こるかわからないからだった。
オバケは時計が解らないので、片っ端から城の時計の時間を狂わせてしまう。
タントマイヤー先生(ベッティーナ・ストゥーキー)が引率して、見学会が行われた。 そしてカールはトイレに行きたくなりひとりでを歩いていると、オバケが大事な時計を取るところと遭遇した。 でもすぐに飛んで行ってしまう。
見たのはカールだけだったので、誰も信じてくれなかった。
しかし、大事な時計が無くなったことで、カールに疑いがかかってしまう。
一方オバケは夢が叶い、目覚めると空には太陽が輝いていた。 オバケは大喜びして街を飛び回るが、日の光によって真っ黒になってしまった。 その恐ろしい姿に、住人たちは大騒ぎ。 出る時間帯が変わってしまったオバケはどうなってしまうのか?… 
 
ちょっと肩の凝らないファンタジーが見たくなり、ドイツの可愛いオバケの作品を(^^)
ドイツと、スウェーデンが戦っていたころ、400年前からいた白いオバケ、彼は夜中の12時から1時間しか行動できないんですね。 それはある理由があるからなんですが、必然的に太陽を拝んだことがない。 そうなるとまだ見たことがない昼の世界にあこがれを抱くようになります。
アラン・グスポーナー監督作品は初めてですが、これは原作があるようですね。
お子様向けのファンタジーですから、もちろん主役はカールという少年、オバケが本当にいるという夢を持った少年ですね。 幸い怖いオバケじゃなくてよかったですが。
このオバケは夜は真っ白なんですが、昼に出ると真っ黒 になるんですね。 何かこれは夜の純粋さ、穢れの無さみたいな表現なんでしょうか? 昼は人間の欲望渦巻く世界、なんてうがった見方をしてしまいます。
オバケの特徴は、カギ束がポイントなんですね。 これが大きな力を発揮します。
お休みにご家族で見る作品ですね。

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この鍵で何でも開けてしまう

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でも彼の望みは昼の太陽を見る事

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人間はオバケを信じていない

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望みがかなって昼に飛び回るが

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オバケの事を知っている時計屋さん

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