anttiorbの映画、映像の世界

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ジョイ・ラック・クラブ

1993年作品、ウェイン・ワン監督、ミン・ナ主演。

ロサンゼルス、聡明なスーユアン(キュウ・チン)、リーダー格のリンド(ツァイ・チン)、芯の強いアンメイ(リサ・ルー)、気品あるインイン(フランス・ニューエン)の同世代の4人の女性は、マージャン卓を囲んで食事をしたりおしゃべりをしたりする会″ジョイ・ラック・クラブ″を作っていた。
しかし、2ケ月前に他界した母スーユアンの代わりに今回は、会合に出席したには娘のジューン(ミンナ・ウェン)だった。
娘は母に比べ、麻雀は大学の友人とやったきり、それを聞いたリンドはユダヤ式と中国式は違うと言い、さらに娘たちはアメリカで育っているので、考え方も違うと言う。
さらに娘たちは中国語も 話せない世代となっていた。
ジューンは小さいころピアノを習っていた。 そして自分でもうまいと思っていた。 しかし耳の遠いチョン先生(ヴィクター・ウォン)に習っていては上手くなるわけがない。
発表会の席で大きな恥をかいて、すっかりピアノは嫌いになってしまった。でも母はそれでもピアノは続けることに厳しかった。 母に従うことを強く言うのだった。
母のスーユアンは、中国で自分たちの娘を捨ててきてしまったのだった。 それは、戦火の中必死に逃げているときに、泣く泣く木の下に置き去りにした双子の娘がいたのだ。 まだ赤ん坊の娘たちはおそらく死んでしまったことだろう。 生きていた時の母の一番つらく悲しい記憶だった。
しかしリンドはジューンにあることを告げる。 それは、双子は生きていると言うのだ。 二人の姉が生きている!ジューンは感激したのだが、手紙は中国語で書かれていて、ジューンには読めない。
リンドが代読してあげるが、彼女は肝心のところを読まなかった。そ れは双子の姉たちは、母に会いたいということを言っているのであって、母の死は知らせていないことだった。 それを知らせるのはあなただということだとリンドは思っているのだった。
ジューンは姉が自分たちを捨てた母を、本当はどう思っているのかが気になった。 恨んでいるかもしれない。 会いたい気持ちは強いが、恨まれてしまう心配があったのだ。
そしてリンドにも、アンメイにもインインにも、ここまで辛い人生があるのだった…

中国で生まれ、過酷な時代を生き抜き、今はアメリカで暮らしている4人の女性、スーユアン、リンド、アンメイ、インイン。
20世紀初頭の中国は、清国が崩壊し、新しい国作りの苦悩の時代でした。 さらには列強の干渉、そして対日戦争、国民政府と、共産軍の内戦、激動の時代で、それは今の中華人民共和国が統一するまで続きましたね。
共産国家としての中共は好きにはなれませんが、そこで暮らしていた民たちの苦労はしのばれます。 ましてや戦いに振り回されていた農民、貧しい人たちは生きるので精一杯の時代とともに、おそらく差別、男系主義、男絶対の女性には生きづらい時代でもあったのでしょう。
4人は、必ずしも極貧というわけではなく、結婚した家庭などはそこそこ裕福だったりはするんですが、男運が無かったり、正妻、側室との確執など辛い人生でしたね。
また娘たちも何か母の業を背負っている生き方になってしまっている感じもしました。
今でこそアメリカに移り住んで、やっと安定した暮らしを営んでいますが、4人の中のスーユアンの死をきっかけに今までの人生を振り返るドラマになっています。
主人公のミン・ナは今「アベンジャーズ2」に繋がるTVに出ていますね。全く違う役割なのに驚きますが。
合計8人の中国系の2世代にわたる女性たちの人生物語ですが、最後にジューンの姉たちの出会いのドラマにつながっていきます。 苦労多き人生の大きな節目に何か感動してしまう物語でした。

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母と娘8人

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それぞれの人生が

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母たちは苦労してアメリカへ

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