anttiorbの映画、映像の世界

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夏、19歳の肖像

2017年作品、チャン・ロンジー監督、ファン・ズータオ リー・モン スタンリー・フォン チュウ・チーイン出演。

大学の夏休み。 19歳のカン・チャオ(ファン・ズータオ)はバイク事故で脚を骨折して入院。 女友達のジュー・リー(リー・モン)と、彼女への秘めた恋心を抱えるジャオ・イー(カルヴィン・トゥ)が、カンの世話をしていた。
退屈な入院生活を送るなか、カンは病室から見える邸宅の二階に佇む女性に惹かれる。 すぐに双眼鏡を頼み、彼女を見始める。 カンは彼女にどうやら一目ぼれしたらしい。 いつもカーテンで隠しじっと彼女を観察するようになるのだった。
そんなある夜、彼女が父親らしき男性と口論の末、ナイフを手に飛びかかる様子を目撃するカン。 男は倒れ、母親らしい女性遠くに連れて行く。 その時は同室の患者のジャンじいさん(スタンリー・フォン)の横槍が入ってしまう。
そしてしばらく経った後、大きな袋を雨の日に、隣の工事現場に現れたふたりがなにやら穴を掘って埋めている現場を見てしまう。 人影は、そこに “何か” を埋めていた。
気になるカンだったが、そんな時病院から部屋を変わってほしいといわれてしまう。しかしここ以外彼女の家を見れる部屋がないことから、カンは強引に退院をしてしまう。 あと少しで怪我が治ることもあり、1週間後ギプスが取れたカンは、真実を確かめようと動き出したのだったが、その矢先、謎めいたメッセージがカンの携帯に届く。事件の泥沼からあの女性を救い出したいという気持ちに衝き動かされたカンは彼女:シア・インイン(ヤン・ツァイユー)に近づくのだが…

これは原作が日本のミステリー作家の島田荘司なんですね。 私が行った回は彼の舞台挨拶があり、なかなか面白かったです。
監督はチャン・ロンジー、初めて作品を見る監督です。
主演はファン・ズータオ、「レイルロード・タイガー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14992164.html ではダーハイという役をしていました。 彼はアクション俳優がやりたくて鍛えているんだと島田氏が言っていました。
そしてヤン・ツァイユー、謎の女性役を演じていますが、初めて見る女優さんでした。ちょっと石原さとみに似ていますが、綺麗なエキゾチックな女優さんでした。
そして女友達役でリー・モン、彼女も初めてですが、ヤンと正反対の色合いを見せています。

物語は、足を骨折したバイク事故の後、入院した部屋の窓からある光景を目撃してしまうお話ですね。 その前に美しい女性を見つけたんですが、その女性が絡んでいるということで、彼は俄然前のめりになって行きます。
足が治った彼は、その彼女・インインに近づき、彼女の会社でバイトを始めることになって行きます。 彼女はこの会社の大物の娘ということなんですが、普通に仕事をしていますが何か影があるし、母親の干渉が以上に強いんですね。
さて今作はあのヒッチコックの名作 「裏窓」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2647711.html の設定が導入部になっていますね。 しかし彼自身の怪我が治り、自分で真相に近づいていくという展開になっていきます。
恐ろしい殺人事件を起こした悪女なのか? 展開はミステリーなんでそう簡単な話ではありませんが(^^)
さて、島田氏の話の中で、ミステリーの実情、アジアの情勢、台湾と中国本土の今の現状が語られていました。
今後の台湾映画、それもミステリーには注目ですね。

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快調にバイクを走らせるカンだったが

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骨折で入院となる

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そんな時迎えの豪邸にいた女性に

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そして退院後彼女のことを調べ

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そして出会うことに成功するが・・・

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