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今そこにある危機

 
沿岸警備隊が“エンチャンター・ボービル号”という名のクルーザーを発見した。 様子がおかしいので汽笛を鳴らすと、すぐに米国船という旗を出したが、いかにも怪しい感じだった。 クルーザーは不審な者たちに占拠されていた。 そこに乗っていたのは、ハーディン一家で惨殺されていた。 犯人の二人組はコロンビアの麻薬組織カリ・カルテルの人間らしいのだ。
CIA情報担当官のジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は上司のグリーア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズ)に呼び出しを受け、ベネット大統領(ドナルド・モファット)会いにホワイトハウスに行くように言われる。 要件はぼかされ、謎めいた感じだった。
そこでは米国首脳が集合していて、ジャックはハーディン家の事件の報告をさせられた。 大統領の友だったということだが、麻薬撲滅を公約してきた大統領は怒りをこらえ、「麻薬カルテルアメリカにとり、今そこにある危機だ」 と直ちに対処措置を厳命した。 しかし公式にはより強烈に圧力をかけるとは言えない大統領だった。
フェリックス・コルテズ(ジョアキム・デ・アルメイダ)は元キューバ活動の上 層部にいて、カルテルを率いるエルネスト・エスコベド(ミゲル・サンドバル)に会いに来た。 それは今回のハーディン殺しを諫めに来たのだった。 あからさまなやり方が目立ちすぎるのだが、なぜエスコベドはこんな制裁をしたのか? 実はハーディンがカリ・カルテル資金洗浄係であったのだった。 彼はカルテルの資金6億5千万ドルを着服し、それがばれたのだった。
ジャックはこのことを突きとめるのだが、逆にそれは、大統領にも致命的なことだった。
グリーア提督は進行性の膵臓癌だということがわかった。 もう第一線で指揮は取れない。 そしてジャックは、CIA副長官代行を引き受けることになった。
一方、大統領補佐官のジェームズ・カッター(ハリス・ユーリン)はCIA作戦担当副長官のロバート・リター(ヘンリー・ツァーニー)に、議会の承認なしに他国に軍隊を派遣する報復作戦の承認書を与える。 そしてリターはパナマに飛ぶ。 そこで、CIAの諜報員クラーク(ウィレム・デフォー)に会い、秘密作戦の指揮を取るように要請する。
クラークはラミレス大尉(ベンジャミン・ブラット)や狙撃の名手シャベス(レイモンド・クルーズ)ら選りすぐりの兵士12名で組織された軍団を率いて、闇に紛れてコロンビアに潜入する。
ジャックが知らないところで、独自に別の思惑が働き出していた。
また、コルテズも偽造旅券でアメリカに入国し、恋仲となったFB I長官の秘書モイラ(アン・マグヌソン)と連絡を取り、アメリカ側の動きを探る。
表向きは麻薬撲滅なのだが、その裏で大国の思惑と、私利私欲がうごめき始めるのだった…
 
前作の「パトリオット・ゲームhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11155593.html の続編で、ハリソン・フォードが引き続きジャック・ライアン役をこなしています。
前作では、現場というより、事務官、教官というちょっと素人的な役割でしたが、今回は初めから副長官の片腕という役割で、それなりに人脈も築き、安定感のある役で、さらに病気の副長官に代わり、代行職もこなしているので、大統領にも発言できる立場? としても描かれています。
キャストも豪華ですね。 上記以外にも妻役でアン・アーチャーが引き続き登場しますが、今回は家でやきもきするくらいでしたね。
さて、ハリソン・フォードは、当時52歳、脂がのっているときで、まだまだアクション俳優バリバリですね。 さすがに72となった今ですが、今年以降、「エクスペンダブル3」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12350049.htmlスター・ウォーズ:エピソードVII」と、大作出演が決まっています。 まああまり無理をなさらない方がいいですが、最近は老体にムチ打って頑張る大物が多いので、彼もまだまだと思っているんでしょう。
この作品では、コロンビアに長官と共に乗り込んだときに、襲撃を受けるシーンがありますが、そこが一番のドキドキ感ですね。 生き残るのが彼だけという、ちょっとありえない展開ですが、一番の迫力シーンでした。
新作の続編はこのリメイクとなるんでしょうか?
 
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ハーディン家事件の報告をするジャック
 
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ジャックを心配する妻・キャシー
 
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今回の任務を受けるジャック
 
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クラークも活動を始めていた
 
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ジャックも現地に飛び
 
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