anttiorbの映画、映像の世界

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トリハダ -劇場版-

2012年作品、三木康一郎監督、谷村美月主演。
 
目覚ましが鳴り、カーテンを開け、テレビをつける。 高林ひかり(谷村美月)はふとサッシに目をやると、そこにはべったりと人の手形がついていた、それも外から。いったい誰がつけたのか?
彼女は、家電メーカーのコールセンターで、日々クレーム対応にいそしんでいる。 後輩社員・美香(宮崎美穂)のクレーム電話を替わると、始めから大声のクレーマーの声が聞こえてきた。 オバさんの声で、口汚い言葉を連発していた。 そんな仕事に疲れ切っていたひかりだが、次の日の朝に、ちゃんとサッシの手形を拭きとっていた。
レンタルコンテナーを借りている女・由美子(木南晴夏)は何かをしまった後に、家の鍵が無いことに気がついた。 彼女はコンテナーの中に忘れたと思い取りに帰った。幸い中にあったが、その時も若い同じようにコンテナーを借りている男に会ってしまった。 
じっとこちらを見ているその男は不気味な感じがした。 近くでは行方不明の女性の捜査協力に張り紙がしてあった。 そして次の日またコンテナーの前でその男に会った由美子は、男が自分のコンテナーを開けようとしている姿を目撃した・・・
宅配便で働く山本孝史(古川)は、不在表を見て電話してきた横田(笹野)という女性に家に配達に行く。 仕事が終わって家に帰り、コインランドリーで洗濯しているとその横田という女が入ってきた。 何かの偶然かと思う孝史。 しかし次の日、その女から携帯に電話がかかってきた 「孝史会いたい、孝史会いたい」 そう言って切れた。 さらにその夜、アパートの前で携帯が鳴り、ふり向くと女が電柱の横に立っていた・・・
 
全部で6話からなるオムニバス方式のこのドラマ、フジテレビの深夜枠でテレビシリーズとしてホリプロ手動で作られていました。 「6」まで作ったところで、題名が変わってましたね。 劇場版として 「トリハダ」 の名前が復活しました。
AKB48の宮崎美穂が出ているのはホリプロ所属だからなんですね。 基本このシリーズはトリハダ五箇条という物があるそうです。
「幽霊は出ない」 「超常現象は起きない」 「音楽で恐怖を煽らない」 「過度な演出はしない」 「日常から逸脱しない」 以上5つですが、実はこれが人気の秘密なんではないでしょうか?
ドラマ、映画では、恐怖という作品を作るとき上記の5か条を取り入れるのが手っ取り早いですよね。 特に音楽での恐怖は昔から取り入れられています。 上記の5か条を入れないで、日常のちょっとした現象から恐怖を取り出してくる手法は、大変面白いと同時に難しいのではないでしょうか?
谷村美月がホスト的に、この作品をつかさどっていますし、彼女の物語の合間に各作品が差し込まれています。 そしてしっかり彼女も恐怖の対象を演じていますね。
新作が公開されるているようですが、それも楽しみですが、おそらく上映館は少ないんでしょうね。
ホラー、オムニバス、超常現象、といった恐怖は大好きですが、こんな手法のこのシリーズはまた面白いですね。 でもチェックを怠ると見過ごしてしまい、結局後追いで、DVDで見ることになるのがちょっと辛いですね。
 
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クレーム処理をしている彼女
 
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レンタル倉庫を借りている彼女
 
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アパートの隣から声をかけられた彼女
 
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