anttiorbの映画、映像の世界

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魔術はささやく

2011年作品、古厩智之監督、木村佳乃 中村蒼 小池栄子 谷村美月出演。

それは突然起きた。1人目は赤信号で車道に飛び出し、2人目は誘われるように地下鉄に飛び込み、そして3人目は結婚式当日に飛び降り自殺。 偶然にも、3人ともかつて"ある大罪"を共に犯してしまった、高木和子(木村佳乃)の仲間たちだった。

しかも、最初の事件は、和子にとって命よりも大切な弟・守(中村蒼)や、その里親たちも巻き込んでいる。 そして、死の魔術は、ついに第4の女・和子の耳元にささやかれようとしていた。


これは原作も読みましたが、だいぶ昔だったのでけっこう忘れていました。
監督は古厩智之、近作は見ていませんが、「ロボコン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13845260 を入れた3作品記事にしています。
主演は木村佳乃、「ファーストラヴ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/15/060000 に出演していました。嫌な母親役でしたね。
そして中村蒼、「もみの家」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/31/060000 に出演していました。


物語は昔一緒に働いていた3人の同僚の女性が相次いで事故死をしてしまうことから、和子がこれは偶然ではないと思い、調べ始めることから始まります。 交通事故、鉄道自殺、さらにもう一人は結婚式の時に飛び降り自殺。 何が原因しているのかがわかりませんでした。
和子は幼い頃両親を亡くし、幼い弟がいましたが、別々の施設に入って成長しました。自分の手で育てられなかった弟に罪の意識を感じていましたが、弟は里親の元で育っていましたが、そこである事故が起こります。

タクシーの運転手だった父親が逮捕されてしまったのでした。それがあの事件であり、目撃者が現れず困っていたときでした。
思いもかけず再会した二人でしたが、和子はひっそりと見守ることを選択します。 しかし逮捕されたことで、守に対するいじめが始まりとうとう彼を、彼の家族を守ろうと接触していきます。 しかし彼女自身も、もし次に何かあるとしたら自分だと自覚がありました。 それは昔三人と一緒に有る悪事に、イヤイヤながら手伝わされていたからでした。


今作は、色々興味深い手法が使われていますね。 催眠術を主体にして、サブリミナルだったり、恐ろしい方法での殺人が描かれていますが、実際にここまで強く催眠状態にできるんでしょうかね? 興味深い設定、宮部作品でした。


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崩壊した家庭だった幼少期

 

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そして今は本屋に勤めていた和子

 

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思いがけなく再会した弟

 

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父が逮捕され本屋で働かせる

 

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目撃者が現れ戻ってきた父

 

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メンタルクリニックの原沢医師

 

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