anttiorbの映画、映像の世界

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エスケイプ・フロム・トゥモロー

2013年作品、ランディ・ムーア監督、ロイ・アブラムソン主演。
 
何をやってもうまくいかず、ある朝、会社からクビを言い渡された中年アメリカ人のジム(ロイ・アブラムソン)、電話をしているのはホテルのベランダだった。 息子のエリオット(ジャック・ダルトン)に鍵を締められ、あわてて妻のエミリー(エレナ・シューバー)の携帯に掛けるジムだが、どうしてベランダにいたのか? という質問ははぐらかすしかなかった。
ここは某有名テーマパーク、世界的人気キャラクターが歩いている場所。 一応休暇を取ってきたつもりなのだが、ジムはずっと休暇になってしまった。
口うるさい妻エミリー(エレナ・シューバー)と、エリオットと娘のサラ(ケイトリン ・ロドリゲス)と4人でまずは○○ランドに、シャトルで向かう。 そこにフランス語を話す若い可愛い二人組の女の子が乗ってきた。 ジムはピチピチのふたりに見とれてしまう。
始めは4人で行動していたが、バズライトイヤーのアトラクションに行きたいとエリオットが言い出したので、2組に分かれることにした。 しかしアトラクションは長蛇の列だった。 その間にエミリーとサラは、何個も遊ぶことができた。 更にやっと、自分たちの順番が来たとき、急にトラブルで運転中止になってしまった。
がっかりするエリオット。 ジムはエミリーたちと合流しようとしたその時、さっき見かけた若い二人連れを見つけた。
そして彼は息子を連れ、その二人を追って行ってしまう。
二人は、スペースマウンテンに向かう。 その後をついて行くジムだが、エリオットは怖いと言い行きたくなさそうだった。 しかし半ば強引に、連れて行って二人で乗ってしまうが、可愛そうにエリオットは気持ちが悪くなり吐いてしまう。
さすがに後悔したジムはそこでやっと妻と合流する。 具合の悪い、エリオットを見て激怒するエミリー、そして今度はジムはサラを連れて回るようにあるが、ジムはなんとなく変な違和感を感じるようになる。 アトラクションのキャラクターの顔が変に見えるのだった。
そしてだんだん自分が崩壊していくのになかなか気がつかないジムだった…
 
公開規模はそこまで多くないですし、事前にあまり話題になっていないので、いっ たいどんな作品なのか? ちょっと冒険の鑑賞でした。
舞台、ロケ地はなんと、あの夢の国“○○○○ーランド”です、というか冒頭に、ここは架空の場所と言い訳をしているんですが…
いきなりの失業から、どう考えてもバッドエンドしか考えられない展開なんですが、表向きは家族で夢の国を堪能しようと取り繕う家族なんですね。
しかし早くもやけくそになりつつある夫のジムは、妻に甘えようとしますが、妻の心は早くも夫から離れ始め、子供たちの世話に没頭します。 そしてだんだん壊れ行く夫・ジムに、いつも現れるフランス人?の若い女の子、彼女たちの存在も、何か危ない感じもします。
この作品はモノクロなんですね。 そして早くも、ビッグサンダーマウンテンに乗っているときに変な音がします。
ディズニーランドに都市伝説があることを聞いたことがあります。 結構怖い話や、VIPな話などいろいろありますが、この作品では、ダークなところを描いていました。 アトラクションがいきなり止まり、「お近くの出口から出てください」 というアナウンスなんか、いろいろな出口があるんでしょうかね?
そして一番の謎は、ロケ先のこの場所から許可が下りてるんでしょうか? ゲリラロケという噂もありますが、そういう作品を公開できることがあり得るんでしょうか?
謎の多い、ダークホラーファンタジーでした。
 
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ベランダの鍵を閉めるエリオット
 
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フランス人娘、これはイメージ
 
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途中で会う謎の女たち
 
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彼女の部屋のベッドで寝かされるサラ
 
 
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サラを取り戻すのだが
 
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そして彼は不思議な部屋に連れ去られる
 
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