anttiorbの映画、映像の世界

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消されたヘッドライン

 
夜の町を必死で逃げている男、通行人をはねとばし、ただひたすらに。 車やバイクにぶつかりながらも裏通りまでたどり着いたが、一人の男が近づいてきた。 その男はゴミ箱の裏に隠れていた逃げていた男を射殺し、現場に通りかかった自転車の男の背中も撃った。
カル(ラッセル・クロウ)はワシントン・グローブ紙のベテラン記者。 殺人事件の現場に取材に行くと、ドナルド・ベル刑事(ハリー・J・レニックス)に引っかかったが、情報は聞き出せた。
一方、ソニア・ベイカー(マリア・セイヤー)という女性が地下鉄の事故で亡くなった。 彼女は、国会議員コリンズ(ベン・アフレック)と親しい関係にある女性だった。
カルは昨日の夜の事件を追っていたが、コリンズが公聴会でソニアの死を悼む発言をしたことにより、スキャンダルに発展していってしまい、それがカルにも降りかかってくるのだった。 二人は友人であり、コリンズの妻はカルの昔の恋人だったのである。
WEB版の記者デラ(レイチェル・マクアダムス)は議会ブログを書いている。 そのためコリンズの事をカルに聞きに来た。 露骨な質問に怒るカルだったが、この二人はコンビを組んでこの二つに事件を調べることになっていくのだった・・・
 
敏腕記者役のラッセル・クロウに、若いやり手女性記者役のレイチェル・マクアダムス。 コンビとしてはいいコンビです。そして煩い編集長にヘレン・ミレン、キャスト的にはここにベン・アフレックが絡みなかなかの顔ぶれですね。
元々これはテレビドラマとして書かれ、それが映画化になった作品らしいです。 そのあたりを知ると頷けるところがありますね。
ハリウッド作品としてはちょっと薄い感じが正直しました。 一応のところ最後のひねりはあるんですが、日本でいうちょっとお金をかけた特番のドラマという匂いが消せないんですよね。
政治家のスキャンダル、その枠からはみ出そうではみ出ない。 そんな「あれっ?」というエンディングがあまりいい肩すかしではないように感じました。 わざとなのかわかりませんが、クロウが肥えているのもちょっとかっこよくないですね(^^)
当初これは、ブラッド・ピットエドワード・ノートンというキャストだったらしいですが、配役が替わったのも影響しているんでしょうか? 好きな展開ですが惜しい作品でした。

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やり手の新聞記者カル

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自殺した秘書の事件からスキャンダルに発展していくコリンズ

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厳しい編集長

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二人は元恋人だった

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友として、仕事としてコリンズ夫妻に関わっていくカル

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