anttiorbの映画、映像の世界

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タイピスト!

2012年作品、レジス・ロワンサル監督、ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ出演。
 
1958年、実家が雑貨屋を営んでいる娘、ローズ(デボラ・フランソワ)。 父が仕入れてきたタイプライターは、全く売れなかった。 彼女はこれから女性はタイプをくらい打てなくては、そう思って練習を始めた。
フランスの片田舎・ノルマンディーで保険会社を経営するルイ(ロマン・デュリス)は秘書を募集していた。 たった一人の採用でも、多くの女性が応募してきた。 秘書たるもの、質素でメガネをかけている者、そんな会話の中彼女の面接になった。
野暮ったい彼女にルイは、すぐ次の面接をしようとしたその瞬間、彼女はそこにあったタイプを打ちはじめた。 たったの2本指で打ちはじめた彼女に、ルイは10本で打てと言うが、猛烈に打ちはじめるローズ。 そしてルイは、彼女を1週間のテスト採用に決めるのだった。
しかしそれ以外は何もできないローズ。 秘書としては全く機能しないのだった。 けっきょく期限の1週間が来るが、そこでルイはひらめいた。 そして条件を出すのだった。 ローズにタイピングの才能を見出したルイは、彼女にある提案をする。 タイプライター早打ち大会で優勝することだった。当時秘書にとってタイプライターを早く打つことはステイタスとなっており、一大競技として人気を誇っていた。 ルイはローズと組んで、タイプライター早打ちの世界大会で優勝を目論んでいた。 地方予選に出場したローズは、初めて触れる試合の空気に飲み込まれあえなく敗退。 しかしたったの2本指でぎりぎりの線まで行くのだった。 そしていよいよ本格的に10本指で打つことに取り組むのだった…
 
何か非常に懐かしい色のついている作品ですね。 時代背景が1950年代後半ということもあるんですが、主演のデボラ・フランソワの持つ雰囲気が非常に良いんですね。 田舎娘のサクセスストーリー、シンデレラストーリーなんですが、彼女の素朴さ、素直さが魅力いっぱいに描かれていました。
私はパソコン素人なんで、ブラインドタッチも、10本指見使えないので、始めの2本指で打つシーンは苦笑いでした(^^) しかし、ピアノの練習を取り入れたり、体力をつけさせたり、何かスポ根物みたいでもありました。 しかし一転、ラブシーンから彼女が劇的に変わるんですね。 大人への成長が一瞬にして起こるところは、少し驚きました。
爽快感もあり、アメリカ対全世界みたいなラストもちょっとおもしろかったですね。 ああ自在にキーボードが打てればもっと早く記事がかけるのに…(G)

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新米秘書のローズ、秘書としては…

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しかし彼女の才能に目を付けた。トレーニング開始

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なんと昔の恋人からピアノを習わせる

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だんだん10本指を習得していく

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そして決戦!

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