anttiorbの映画、映像の世界

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グリンチ

2000年作品、ロン・ハワード監督、ジム・キャリー主演。
 
ポントゥーズ山の遥かかなたにあるという、フー達が住んでいるフーヴィルという小さな町がある。 彼らは世界で一番クリスマスを祝う民 ”フーヴィルのクリスマスは世界最高のクリスマス” と彼らは言うのであった。 町は盛り上がり、飾りつけも豪華で、楽隊の演奏も華やかだ。 ほかの祝いもあるが、クリスマスをみんなが一番待っているのだった。 
プレゼントを買い、送るので忙しいデパート。 ルー(ビル・アーウィン)は自分のクリスマスの買い物も忙しいが、お客のプレゼントの発想の仕事をしている。 娘のシンディ(テイラー・モンセン)はそんな忙しそうな父を冷静に見ていた。 そしてクリスマスってなんだろうと素朴な疑問を持っていた。
しかしフー達の中でただ一人クリスマスが嫌いな者がいる。 彼の名はグリンチジム・キャリー)、北の山にただ一人で住んでいる。 いやただ一匹のパートナー、犬のマックスと一緒だ。 そんなグリンチの住処にルーの息子たちがやって来た。 グリンチは怖いと言われているのだが、彼らは肝試しのつもりで来たのだった。 人と会うのを避けているグリンチは、彼らを脅かし、山から追い払ってしまった。
彼は久しぶりに街に出ていたずらをしたいと思い、山を下山するグリンチだった。 でも知られてはまずいと思い、フードをかぶり、お面をして正体がばれないようにしていた。 その姿で、彼はそこら中でいたずらをし、配送便にも細工をしていた。  
そこに父のお手伝いをしにシンディがやって来た。 隠れていたグリンチだがシンディに見つかってしまう。 驚いたシンディは仕分けの穴に落ちてしまうのだったが、マックスがグリンチに助けるように指図し、グリンチは嫌々シンディを助けるのだった。 それが二人の出会いだったのだ。 シンディは、どうしてグリンチがクリスマスを嫌いになってしまったのか、街でグリンチの事を知っているいろんな人に聞いて回るのだった。 そしてグリンチの生まれたときからの話を初めて知るのだった…
 
ジム・キャリー主演ですが、彼の独特な熱い演技(暑っ苦しいとも言いますが)でなんとなくわかる程度で、特殊メイクなので正直顔はわかりません。  これは原作が絵本なんですね。 いわゆるクリスマスのファンタジーです。  
大きくなると、ハナが大きくなっていく民族フー、彼らのクリスマスはとにかく派手で、それを競ってさえいます。 そして何よりもプレゼントをたくさん買って送りあうのです。 何とも経済効果抜群の町です。 しかしこれが大きなテーマにもなっています。 ただただ浮かれあう町の人たち、しかしその中で本当のクリスマスとは? その正解を求めているのがシンディで、そして実はそんな浮かれた町が嫌いなのがグリンチなんですね。
幼いころのクリスマスの嫌な記憶から、フーの中でも変わった存在の彼は、苛められ、ゆがんでいく過程はちょっと物悲しくもありました。 果たして町は本当の心のクリスマスを知ることができるんでしょうか。 ちょっと自分たちの心にも問いかけるようなファンタジーでした。
 
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クリスマスの浮かれる町・フーヴィル
 
 
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今年もそのクリスマスがやって来た
 
 
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ルー一家も楽しんでいる?
 
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しかしシンディはクリスマスに、グリンチに疑問を抱いた
 
 
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そしてグリンチを祭に誘うのだった
 
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