現代のアメリカ・ボストン。 カンフーオタクの気弱な青年ジェイソン（マイケル・アンガラーノ）は、いつものようにチャイナタウンの老主人オールド・ホップ（ジャッキー・チェン）が経営する質屋でカンフーDVDを物色していた。
その夜、彼らの銃弾に倒れた老店主は、ジェイソンに古びた金色の棒を渡し、元の持ち主に返してほしいと頼み息を絶つ。 自身の身も危うくなったジェイソンは屋上まで逃げるが、ギャングに追いつめられて棒を持ったまま転落してしまう。
この世界は今、悪の将軍ジェイド（コリン・チョウ）によって牛耳られ、多くの村々が彼の手によって滅ぼされているという。 ルー・ヤンは、ジェイソンが持つ金色の棒が将軍の呪いによって石に閉じ込められている孫悟空の如意棒だと悟り、彼を解放する事こそが、ジェイソンが元の世界に戻れる方法だと告げる。
しかしそこに賊が襲ってきた。 ルー・ヤンの活躍により何とか的の襲撃をかわすが、倒せどもどんどん現れる敵、しかし投げ矢を武器とする女性戦士ゴールデン・スパロウ（リュウ・イーフェイ）が助けに入り、何とか脱出することができたジェイソンだったが…
主役こそ、マイケル・アンガラノなんですが、ジャッキー・チェンと、ジェット・リーがそれぞれ二役で、大活躍の展開ですね。 うちの息子が途中から鑑賞してきて、「ベスト・キッド」 だろ？とちょっと皮肉を言っていました（＾＾）
まあ確かにそんな展開なんですが、そのＳＦ的な展開という感じですかね。
マイケル・アンガラノと言えば 「あの頃ペニー・レインと」 とか、最近で言えば 「ワイルドカード」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12672471.html にも、ちょっと飄々としたキーマンで出ていました。
物語は、孫悟空の如意棒をを持った彼が、予言の使者になることができるのかという展開になっていますし、輪廻転生という側面もあり、もう一人・二役の存在がいるんですね。
さすがにカンフーの両巨頭が出ているので、アクションは見ていてまったく飽きないです。 そして二人の対決はこの作品の大きな見どころですね。
二人はいがみ合いながら協力をしていくんですが、それもひとえにジェイソンのやる気にかかわってくるんですね。 そしてジェット・リー扮する僧侶の正体が最後のわかりますが、ここが孫悟空の冒頭の戦いの伏線になっていて、なかなかのアクション作品でした。
ロブ・ミンコフはアニメーション、ＣＧ作品が多いんですが、こういうアクション作品もなかなかいいですね。
