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インサイド・マン


ダルトンラッセル(クライブ・オーウェン)をリーダーとする4人の銀行強盗が、マンハッタン信託銀行を占拠した。 通報を受け、NY市警のフレイジャーデンゼル・ワシントン)とミッチェル(キウェテル・イジョフォー)は現場に急行する。
フレイジャーは以前関った麻薬事件で14万ドルの小切手が紛失するという事態に巻き込まれ、内務調査課から汚職の疑いをかけられていた。 すっかり閑職に追いやられていたフレイジャーは、恋人と連絡を取り早く退勤することだけを考えていた矢先だった。 それだけに、今回の事件は汚名返上のチャンスだったのだ。
また、銀行の取締役会長アーサー・ケイス(クリストファー・プラマー)の命を受けて、ニューヨークでも指折りの弁護士マデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター)も呼び出される。
銀行内で、ダルトンたちは人質全員の抵抗をまず奪う。 そして極力暴力は慎んでいる紳士的なやり方をしつつ、その中で隠れて通報しようとする人間に対しては、激しく叩きのめすのだった。 それを見た人質は黙りこみ抵抗をする気力が失せてしまう。
そして、男も女も今着ているものを脱がし、自分たちと同じジャンプスーツと覆面を着用させ、自分たちと同じ格好をさせていた。 これでは、誰が人質で誰が犯人なのか、区別できない状態となる。
ダリウス警部(ウィレム・デフォー)率いる作戦指令車には、犯人との電話回線などの全ての準備が整った。 その時、人質の老人が解放され、犯人から 「警官が近づいたら人質を2人殺す」 とメッセージが伝えられる。
彼らの要求は、「ケネディ空港にジャンボ機とパイロットを用意しろ」 という、ちょっと荒唐無稽なものだった。 ピザの調達も要求され、フレイジャーは、そこに盗聴器を仕掛けるのだったが…

スパイク・リー監督のサスペンス作品、近作は 「オールド・ボーイ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13874999.html という韓国作品のリメイクでした。
しかし今作の本当の主要人物は、ダルトンラッセル役のクライヴ・オーウェンでしょうね。 彼の最近の作品は 「ラスト・ナイツ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13654568.html になっちゃいますが(^^)
そして暗躍するのがやり手の弁護士のマデリーン、ジョディー・フォスターが演じていますが、自分の役目だけを詮索しないでこなしていくバリバリの野心家、ただそんなそぶりは一切見せないちょっと怖い女性でした。
ダルトンはあまりにも用意周到なんですね。 でも白昼の銀行に入るなんて、どんなに人質をとっても脱出不可能だし、気づかれたらそこで終わり、せいぜい籠城するだけなんですが。
だからこそ何の目的なのか? 金を盗むことなのか? しかし、早くも何かあると察知したのが銀行の会長アーサーでした。 一体彼は何を気にしているのか? そこがこの作品の肝ですね。
華麗なる銀行強盗の手口は、破滅的ではなく、爽快感さえありますが、ちょっと入り組んだ作りとややこしい展開になっているのが残念。 そして、場面が先に飛ばない方が良かったと思いますが。

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強盗事件発生、翻弄されるダリウス

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現場に急行するフレイジャーとミッチェル

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ダリウスと合流

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そして犯人と始まる心理戦

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そしてマデリーンが介入してくる

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