anttiorbの映画、映像の世界

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タクシードライバー


ニューヨークにある小さなタクシー会社に運転手志望の男性が現れた。 男はちょっとふざけている感じで面接を受けている。
面接官は採用しようか迷っていたが、海兵隊出身ということで、自分もそうだと言い、採用を決定した。
彼の名はトラビス・ビックルロバート・デ・ニーロ)、ようやくありついた仕事だった。彼は思っている 「雨は人間のクズどもを舗道から洗い流してくれる」 彼は常勤となった。
勤務明けには、ポルノ映画に行く。 夜勤明けでもなかなか寝られないからだ。 彼はガラの悪い黒人街も、風俗街も気にしないで走る。 酔っ払いも乗せる。 終わった後きっちり掃除もする。
今までの殻に閉じこもった人生を変えようと、街に出たところ、ある一人の女性に目を奪われた。 彼女は63丁目の選挙事務所で働いていた。
大統領候補パランタイン(レナード・ハリス)の選挙事務所に勤めていてベッツィ(シビル・シェパード)という名前だった。
トラビスは事務所の前に車を止めじっと彼女を見ていた。 彼女の方も気がついた。ある日トラビスは上着をちゃんと着て事務所に入っていった。 選挙運動に参加したいとベッツィに申し込み、彼女は事務所の男とは違う匂いのトラビスに興味を持ち、デートに誘うことに成功した。
しかしトラビスが連れて行ったのは、行きつけのポルノ映画だった。 あっさり席を立つベッツィ。 なんで気に入らなかったのか今ひとつわからなかったトラビスだが、必死に彼女に誤る。 しかし、彼女から拒絶される。 それからトラビスの歯車が別の回転をし始めるのだった…

もともと今の世の中に不満を持っているトラビスですが、逆に普通の生活にもあこがれも持っているところが、ベッツィを好きになったところですか。 
しかしやはり、自分とは違う世界に住んでいる彼女ということを悟った瞬間から、いよいよ何か行動をしなければという焦燥感が溢れてきます。
銃を買い、備え始めるところに現れた12歳の少女になんとジョディー・フォスターが起用されているのに驚きでした。
当時彼女は実年齢が13歳、そんな彼女の役が売春少女役なんですから、当時のR指定を受けていますね。
初見でしたが、アメリカンニューシネマの後期作品で、デ・ニーロの出世作の一つでもあり、なかなか時代を感じさせ独特の空気を味わえる作品でした。
最後は死んだのかと思わせながら、何食わぬ顔で復帰しているところがかっこよく、ベッツィを袖にするところなんて憎いエンディングですね。
デ・ニーロのモヒカンも結構良かったですね。(Ka)


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休みの日もマイカー替わりで乗っている

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ベッツィをデートに誘えたが…

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銃を数丁手に入れる

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手始めに強盗を撃つ

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そしてことを起こす、モヒカン頭のトラビス

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