ローズ・イン・タイドランド

2005年作品、テリー・ギリアム監督、ジョデル・フェルランド主演。 10歳の少女ジェライザ・ローズ（ジョデル・フェルランド）は不思議の国のアリスを読んでいる。　指に人形をつけ麦畑を走りながら会話をしている。 彼女は学校には行っていない。　元ロックスターでジャンキーのパパ・ノア（ジェフ・ブリッジス）は飲んだくれで今も地元では唄っている。 彼女の役目はそんな父の世話や、ママ（ジェニファー・ティリー）の足をマッサージしてあげることだ。　ママもジャンキーでほとんど寝っころがっている。 ある日、ママがオーバードースで死んでしまう。　「メタドンのショック死だ。　ヘロインにしておけば」　父のセリフだった。 二人だけでささやかなお見送りをして、父と二人で列車に乗り、バスでノアの故郷テキサスへ行く。　亡き祖母の家に着くと、ノアはマリファナを吸い"バケーション"に出てしまった。 家の周りは見渡すかぎり金色の草原で、真ん中を1日に1回だけ列車が通る。　探索の旅に出たローズは、黒ずくめの服を着た幽霊のような女（ジャネット・マクティア）と出会う。 夜になり、お腹の空いたローズはパパに甘えるが、ノアは"バケーション"から戻らない。　明くる日、空腹と孤独に襲われた彼女はなんとか父の気を引こうとするが、ノアはまったく反応しない。　そうノアは死んでしまったのだった。 それを信じようとしない彼女は一人になってしまった　。彼女はたった一人で生きて行けるのだろうか？… テリー・ギリアムのファンタジー作品？　ですけど、ちょっとこれは普通に理解できる人はいるんでしょうか、っていう作品ですね。 ジャンキーの父・ノアにジェフ・ブリッジスが出ていますが、いい役もやる彼が悲惨な役で出ていて、まあ体系もそれなりになっているから仕方ありませんが、理解不能な作品でした。 監督は、ブラザーズ・グリム製作の合間に作った作品らしいので、ちょっとキャストも少ないし、正直やっつけ仕事ではと思える作品でした。 あまり映画を見て後悔はしないのですが、これは久しぶりに見ていてつらかったです。 指人形が友達 母が死んだあと、父の田舎に しかし父も死んでしまい 一人になるローズ そこにある親子が