2階には階段にドアがあり鍵がかけられていた。 息子の部屋は2階にあるのだ。 降りてこれないようになっているのだ。
河原で叫びながら走る少年たち。 廃ビルの中で死体を見つけたのだった。 死体は質屋の店主だった。 刑事の笹垣(船越英一郎)は死体から不審な点に気付く。ズボンのベルトが緩いのだった。 これは後から誰かがベルトを締めたのでは? 捜査本部は質屋に向かう。 被害者の10歳の息子・亮司(今井悠貴)と会い、彼の暗い目に驚く。
無線機があった。 笹垣刑事は白血病の息子がいた。 彼は毎日見舞いに行っているが、直接触れることができない状態だった。 殺害された日、被害者が西本文代(山下容莉枝)という女性の家を訪ねていたことが判明。 その家に行くと雪穂(福本史織)という10歳の娘がいた。
彼女もまたちょっと変わった子だった。 大人びているというか、物静かというか。 彼女の視線はちょっと怖い感じもした。 文代に色々聞いたが、アリバイはあるようだったが、何故か気にかかる笹塚だった。 そして文代が自殺し、被疑者死亡のまま捜査は終了するが笹塚は何か腑に落ちなかった・そして時が数年流れるのだった・・・
オープニングの、主人公たちがまだ子供のところしか書いていませんが、150分の長編作品ですが、原作からするととても1本の映画とするには無理がありますね。
テレビドラマでも作られましたが、その方がまだじっくり作れると思います。
私は原作も読んでいますので、ああ描ききれなかったなぁというのが率直な感想でした。 それがただ惜しかったですね。
キャストも悪くないし、物語自体重いので映画化は当然だと思いますが、前篇・後編くらいかけてじっくり作ってほしかったです。
尺の短さで役者が生きないっていう作品は初めてですね。 つくづくもったいない作品に感じました。
![]() 幼い雪穂
![]() 美しく成長した彼女
![]() そしてこちらも成長した亮司
![]() 元刑事の笹垣
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