anttiorbの映画、映像の世界

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TIME/タイム


近未来の話、科学技術の進化により老化は完全に無くなり、全ての人間の成長は25歳でストップする社会となった。 この社会の大きな特徴は、唯一の通貨が“時間”であるということ。 生まれてから25歳になると腕の時間表示が動き出す。
ウィル・サラス(ジャスティン・ティンバーレイク)は貧困層で生活している。 また富裕層は生きようと思えば永遠に生きられる。 時間が0になるとそれは死を意味するのだった。
ウィルは母・レイチェル(オリヴィア・ワイルド)と二人暮らし。 ちょっと見は恋人同士のようだが、今日は母の50歳の誕生日。 家の生計はウィルの稼ぎしかない。
優しい性格のウィルは、父を幼いころに無くしていて父の記憶はない。 バトルというものがあり、一種の腕相撲だがそれで時間を稼ぐことができるのだが、一歩間違えば命を失う。 父はよくバトルをやっていたそうだ。
みんな日当をもらっているが、今日はノルマが達成していないと値切られてしまった。 同僚のボレル(ジョニー・ガレッキ)と酒場に行くと、ずいぶん派手にやっている男がいた。
彼は100年以上時間を持っていた。 危険を感じたウィルは男に忠告をするが、やはり時間を狙って襲われた。 しかしウィルはその男を助け逃がしてやった。 男はハミルトン(マット・ボマー)と言い、116年という時間を持っていた。
彼は富裕層からやって来たが、寝ている間にその時間をウィルにやってしまい、自分は時間が切れるとともに橋から落ちて死んでしまった。 ウィルはその116時間を持って富裕層に乗り込むのだった。 いったい彼は何をしようとしているのか?…

「タイムイズマネー」 ということわざをその通り描いた作品です。 監督は、「ガタカ」のアンドリュー・ニコルですが、こういう作品はお得意という感じですね。 人間の価値観とはなんだろうという視点の映画は彼の真骨頂では?
富裕層の娘・シルヴィア役でアマンダ・サイフリッドが登場しますが、この前見た「ジェニファーズ・ボディ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7820351.html から一転、可愛い娘役で大きな目がとてもキュートな感じでいいですね。
ふんだんにある時間と引き換えに、自由がないつまらない毎日から、一転して時間がなく自由な生活に戸惑いながら徐々にウィルに引き込まれていく女心が上手くいかされていますね。
ただちょっと間延びしているところがあるのがちょっとテンポダウンして惜しいですね。 カーアクションもあるのですからテンポを失わないような工夫がもう少し欲しかったですが、時間の使い方を見直さないとなっていうことを感じさせる作品でした。

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富裕層のシルヴィア

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毎日豪華なパーティー

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時間を手に入れたウィル

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彼女と逃走

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