anttiorbの映画、映像の世界

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悪魔の墓場

1974年作品、ホルヘ・グロウ監督、クリスチーヌ・ガルボ、レイ・ラブロック出演。

ロンドンで骨董屋を営んでいるジョージ(R・ラブロック)は、店を閉め出かけた。 バイクで走り始めて郊外へ向かうのだった。
途中ガソリンスタンドでお茶を飲んでいると、バックをしてきた車にぶつけられてしまった。 車を運転していたのは、エドナ(C・ガルボ)という女で、彼女の車に同乗して目的地へと向かった。
ジョージが運転して車中色々話すなか、お互い名乗るのだった。 彼はウィンドメアに向かっているのだが、彼女は夜までにサウスゲイトに行かねばならないと言い出す。 勝手なこと言う彼女にジョージは不機嫌になるが、必死にお願いされるので仕方なく彼女の言うとおりにサウスゲイトに向かうのだった。
途中道を聞くためにある農場に寄った。 そこでは農務省がある実験をして機材を設置していた。 キーンという超音波が発せられていた。
一人車で待っていたエドナのもとに一人の男が近づいてきた。 男の動きは鈍く、目は真っ赤だった。 そして襲い掛かってきたのだった。
あわてて逃げるエドナ。 実験をしていた男は冗談で、「死んだガスリーだよ」と言った。 エドナは姉に会うために来たのだった。
姉はケイティ(ジャニーヌ・メストレ)といい、夫のマーティン(ホセ・ルイス・リファンテ)と暮らしていたが、家から出してもらえなかった。 彼女はヘロイン中毒だったのだ。夫は写真家なのだろうか多くの写真を撮っている。 彼女は夫が夜写真を撮りに行っているときにこっそりとヘロインを吸おうとしていたが、何者かに襲われた。
必死に夫のところへ逃げたのだが、夫は襲われて殺されてしまった。 そこにエドナとジョージが着いたのだった。 
マコーミック警部(A・ケネディ)はジョーンズ、エドナ、キャセイの三人を疑った。 妻が夫を殺し、妹が庇っていると思ったのだった。 しかしエドナだけは自分が襲われた男と同じと思い、必死に事情を警部に話すのだが、警部は聞く耳を持たず、妻を容疑者として取り調べ、場合によってはエドナとジョージも共犯ではとまで思っていた。
しかしジョージは途中観た超音波の機械が何かしら関係があるのではと思い始めていた…

病原菌、薬品、呪い、色々ゾンビになる理由はありますが、これは超音波で死人がよみがえり、力も強くなるという設定ですね。
警部役のアーサー・ケネディの徹底的に3人を疑う姿勢がこの映画をピリッと締めていますね。 彼がただオロオロしているだけだと、つまらない展開ですが、彼が最後までゾンビを信じない設定が面白かったです。そして最後はその彼が…というオチで説得力がありましたね。
この作品は時々紹介するゾンビマニアの方からぜひにと言われて、観た作品です。監督のホルヘ・グロウは英語名をジョージ・グロウといいますが、ビデオスルーの「悪魔の入浴・死霊の行水」 という最悪のネーミングの作品しか日本では見られないとのことです。 そちらも機会あれば見てみたい題名ですよね(^^)
でもこの作品はしっかりとしていて、退治の仕方もちゃんとしていて、何よりいいのは警察関係の人たちの前ではゾンビ事件とはとられないところですね。
ジョージたちの間だけで起こる設定が上手かったです。 B級好きにはお勧めですね。(Shi)

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二人がついた先は

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とんでもないところだった

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死者が蘇り



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襲いかかってくる



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はたして脱出できるのか?






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