anttiorbの映画、映像の世界

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呪怨 劇場版

ビデオ作品の続編としての劇場版。やはり前もってビデオ作品を見ていないと、ちょっとわかりづらくなっている。主人公はやはり劇場公開ということで、奥菜恵を持ってきて、この人が主役ですよ・というかんじなんだけど、それが逆にビデオ作品のサクッとした感じが消えて、妙に重くなっているような気がする。ホラーだから重くていいのではとも思うが、やはり劇場公開を意識しているところは多々ある。仁科理佳役の奥菜恵が寝ているところを、俊雄と伽耶子が覗き込む結構有名なシーンはビデオからの流れからすると、ちょっとサービスしすぎかなと思う。また前作の事情を知っているただ一人の生き残りである、遠山役の田中要次は設定ではそうなのかもしれないがビデオには登場していない。ただビデオ作品の2のラストの声だけの女子高生のシーンと繋がるのが接点というちょっと何とか結び付けた感がある。ラストについては、伽耶子がどうやって殺されてどういう状態で放置されたかを描いており、あの独特な声(清水監督自らやっている)は喉をつぶされ、助けを求めて呻いているかの音で、それは何かせつない音(声)に聞こえるのが悲しい。結局皆殺しなのだが、哀愁を帯びたラストが後を引く作品だった。次は2です。