anttiorbの映画、映像の世界

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呪怨 ザ・グラッジ3

2009年作品、トビー・ウィルキンス監督、ジョアンナ・ブラッディ主演。
 
いよいよアメリカ・ハリウッド版の完結作。 ここに来て監督が清水氏ではなくトビー・ウィルキンスとなっています。 清水氏はエグゼクティブ・プロデューサーとなって一応クレジットされていますが、メイキング等にも出てこない。つまり清水色がだいぶ無くなっているのです。
もちろん伽耶子、俊雄、剛雄の各々の情念は健在ですが、実はここもキャスト変更があるんですね。 
舞台はもうシカゴになってしまい、例の家は回想シーンで出てくるだけになってしまいます。 もう呪いがシカゴのアパートに移り、そこに集結してしまっているという表現です。 「パンデミック」 で唯一生き残ったジェイク(マシュー・ナイト)が伽耶子に殺されるところから始まりますが、殺され方がもうJホラーではないですね。 殺し方一つでも日米の違いがわかります。
狙われたらもう逃げられないという設定は同じですが、力技の殺し方は伽耶子っぽくないのでは。 ここでまた唐突に伽耶子の妹が出てきます。ナオコ(池端えみ)は漢字表記がないのですが、またこの子も流暢な英語を話すのです(役として)。
2でも言いましたが、伽耶子の母が流暢な英語を話すのにも驚きましたが、まだ若いだけにそこまでの違和感はありませんが、やはり対象がアメリカですね。 ただこの作品は劇場公開をしなかったとのことですが、そんなに悪くはないと思いますが・・・もちろんナオコがなぜ登場するかは理由があり、一連の呪いを止めるためという設定です。 さすがに主人公の3人の中で、リサ(ジョアンナ・ブラッディー)とローズ(ジェイディ・ホブソン)は生き残りますが、やっぱり伽耶子も残るんですね。
日本から飛び火した呪怨もここで一区切りという作品となっていますが、Jホラーの輸出では結構がんばったシリーズだと思います。 
この作品のロケはブルガリアで行ったそうですが、パンデミックのシカゴのアパートはよく再現した感じはしますね。 ナオコ役の池端えみは何とか山雄三の娘なんですね。 英語がうまいわけだ。 見終わった感想としては、これをみて「519号室」を作ったのかなと思いました。
 
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いよいよ海を渡る
 
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そして強くなる
 
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伽椰子の呪いも海を渡る
 
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カナコ登場
 
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しかし伽椰子の呪いは強い
 
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