anttiorbの映画、映像の世界

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ウォー・ゲーム

今から28年前の映画ですけど、当時は結構人気があった映画だと記憶しています。当時LDで持っていて、暇なときに何度も見ていました。さすがに見飽きて、またLDもハードごと処分したのでその後見ていませんでした。何気なく検索していると、なんと今頃続編が作られているではないですか!ということで、やはり昔の作品を見てみようと、中古DVDを購入して早速視聴しました。もちろんストーリーは覚えていて、現在と、28年とではギャップがあり、こんな大掛かりなシステムを使っていたのだなと結構不思議な間隔にさえなってしまいます。監督のジョン・バダムはなんと「サタデーナイトフィーバー」の監督だったとは、気づきもしませんでした。主役のデビッド役のマシュー・ブロデリックやジェニファー役のアリー・シーディはその後自分はあまり見る機会のない俳優でしたが、80年代の映画の自然さをかもし出していて、かえって爽やかに感じました。ストーリーとしては、コンピューターオタクのかわいいハッカーのデビッドが引き起こす、軍を巻き込んだ全面核戦争寸前という、なんとも当時の世相を表した作品で、今はなきソ連という国も頻繁にせりふに入っています。ただ、ラストでの○×ゲームでわからせる戦争の無益さ、核戦争に勝利無きという事を、さらっと言っているスマートさが、当時もまた今回の視聴で、再確認できました。
ぜひ何かの機会に見てほしい作品ですが、レンタル以外では手に入り辛くなっています。また続編の「ウォー・ゲーム ザ・デッド・コード」(2008年作品)も日本未公開で、国内DVDも未発売なのが残念です。ケーブルで放送してほしい作品ですね。シリアスでも残酷でもなく、かといってファンタジーでもない不思議な作品という位置づけになるかもしれませんが、大好きな作品のひとつです。