雪の中大きな荷物で島を出ていくはる(吉永小百合)。 よそよそしい島民、そこに教え子のノブの姿が。 「のぶちゃん」と呼ぶはるだが、なんとノブは石を投げ額から血を流すはる。 いったいなんで?・・
時は現在に戻る。 図書館で20年働いていたはるは、定年を迎え最後の仕事をしていた。 温泉でも入りに行こうと思っていたはるのアパートに、二人の刑事がやって来た。
はるは刑事に何もないと言い、あったら連絡すると言った。 しかしはるが向かったのは北海道、そう昔の分校の生徒を一人一人訪ねていくのだった。 実ははるはこの離島の分校にいた時、夫・川島行夫(柴田恭兵)を亡くしていたのだった。 夫はどうして亡くなったのか? はるはどうして島を去ったのか?…
スクリーンで吉永小百合を見るのは寅さん以来でした。 いつまでたっても綺麗ですね。
6人の子役の鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)も素晴らしい演技でしたが、何より澄み切った歌声に心洗われるようでした。
決して明るい話ではありませんが、「辛くても生きていく」という最後のノブのセリフと、はがきに書かれた「生きている」の言葉が心にグサッと来た作品でした。
ここを去る事になったはる
昔ここで教師をしていたはる
そして6人との絆
しかしある教え子のために
成長した6人と