2007年作品、チャールズ・T・カンガニス監督、ウィラ・フォード、アンガス・マクファーデン出演。
クレア(ウィラ・フォード)はやり手の広告プロデューサー。 ぐずるカメラマンと、日本から来た顧客をうまくお互いをなだめ契約をまとめることができた。
夫の精神科医で学者のジョナサン(アンガス・マクファーデン)とは歳が結構離れているが、二人の仲はいい。
でもひとつ悩みがあった。 子供がなかなかできないことであった。 そして夫が出した結論は、妊娠しやすい日に絞ってSEXをすることだった。
まだ若いクレアにとってそれは辛いことだった。 もちろんクレアは仕事が忙しいのだが、女としてのクレアは満たされない。
ジョナサンは先に帰って夕食を作っているとチャイムが鳴る。 そこには黒髪の女が立っている。 「私はルチア」 そう言って女が入ってきて、いきなり体を求め始めた。彼女はクレアの変装だった。 二人の性生活に刺激を求めるための芝居だった。ジョナサンは 「今度は俺がロバートになっていきなり訪ねていくよ」 と言ってくれるのだった。
クレアは出張先のホテルのバーにいた。 なんとその時ラフな格好のジョナサンが入ってきた。 クレアは驚き、喜んだ。 「ジョナサンがロバートに変身してきてくれた」そう思ったクレアは早速ロバートと呼び話しかけた。
男は普通に返事をしてそしてその夜、二人はいつもと違い燃えたのだった。
何度か愛せを重ねた二人だがある日、なんと夫から携帯に電話があった。 横に寝ているのはジョナサンではないのか? 実は瓜二つの別人を勝手に夫の変身した姿と誤解していたのだった。
態度が豹変してもう会わないという彼女に、その男は逆に訳が分からず、追い出されてしまった。 男は納得できず彼女のあとをつけるのだった。 そして男はすべて納得した。 彼女の夫は俺と瓜二つなのだ、彼女は夫と俺を勘違いしたのだ。
そしてその男の心にある邪悪な思いが浮かんだのだった・・・
原題が「IMPULSE]というんですが、偽の夫の男がある計画をする際のパスワードがこの題になっています。
セクシーなウィラ・フォードですが、彼女の悩みが思わぬ方向に行く一種の悲劇をうまくドラマにしてありますね。 もちろんアンガス・マクファーデンは二役ですが展開の妙はなかなかでした。
ただ惜しいところはラストがちょっとわかりづらいんですね。 何がいいたいのかは大体わかりますが、ちょっと時間が足りなかったのか描ききれなかったという感じになっています。
それさえなければ結構いい評価の作品でした。 オリジナルビデオ作品ですが、DVDで視聴可能です。
精神科医のジョナサン
妻との仲は良かったが、悩みが
そして妻は変身する、しかしそれが
|