anttiorbの映画、映像の世界

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狩人の夜

 
子供たちがかくれんぼをしている。 鬼が決まり、一人の子供が隠れようとしたその時、女の人の足が見えた。 靴が脱げかかっている女の人、もう生きてはいまい。
車に乗りながら、神に話しかけている男・ハリー・パウエル(ロバート・ミッチャム)、ヌード小屋でダンスを見ているのだが、指にH.A.T.Eと書いてある。 しかし次の瞬間、後ろから肩をたたかれた。 彼は盗難車に乗っていて、逮捕されたのだった。
判決は30日の禁固刑だった。 彼は伝道師だというのだが、裁判官はただのスケベな泥棒と言い放つのだった。
同じころ幼い兄妹が庭で遊んでいた。 そこに銀行に押し入り、2人を殺害して1万ドルを奪った父親のベン(ピーター・グレイヴス)が車で逃げてきた。 1万ドルの大金を持っていて、それをあるところに隠すのだった。 そして息子ジョン(ビリー・チャピン)に、金のありかを口外するなと言うのだ。 母親にも言ってはいけない。 そこにパトカーがやって来た。 そして目の前で父が逮捕されるのだった。 「止めて!」 ジョンが叫ぶが父は連れて行かれてしまった。
ベン・ハーパーの判決は絞首刑だった。
ベンとハリーは同じ刑務所の部屋だった。 ハリーは寝ているベンに寝言を言わせて金のありかを聞き出そうとした。 ベンは寝言で 「幼子が導くだろう」 と言うが、彼は大恐慌で、不憫な家族のことを思ってやってしまった犯罪と言う。 しかしハリーはその言葉で十分だった。 彼はもうあることを思いついていたのだった。
判決通りベンは絞首刑に処された。 寡婦となったベンの妻・ウィラ(シェリー・ウインターズ)は悲しみにくれるのだったが、子供たちを養うことに追われていた。 そしてベンが隠したお金は見つからなかった。 そしてそこにある男が向かっていた、ハリーだった…
 
冒頭の殺人事件、おそらくこれはハリーの仕業なんでしょうね。 車泥棒で捕まらなければ、彼はヌード小屋のダンサーも殺していたんでしょう。
彼はいちいち神に問いかけます、自ら伝道師と言い張るのですが、彼の言う神とは間違いなく悪魔なんですね。 寂しかったウィラを手名づけるのはハリーにとっては容易いことなんですが、この兄妹は健気なんですね。
1955年作品なんですが、日本公開は1990年でした。 監督のチャールズ・ロートンの由一の監督作品で、俳優としての作品が多かったのですが、これは再評価され日本公開されたようです。
懐かしいタッチですが、ハリーの恐ろしさを十分描いており、神の言葉を発しながら、二人の子供たちを追いこんでいくところは、ホラーっぽい要素のあり、面白い作品でした。 たった1作ですが、監督としてももっと撮っていればと思える物語でした。
 
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子供たちがかくれんぼの間に見つける
 
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処刑されたベンの家を狙うハリー
 
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幼い二人はハリーから逃げ出す
 
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そしてある婦人に匿われるのだが
 
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彼女は銃を持ち出し必死に二人を守る
 
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