anttiorbの映画、映像の世界

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パッセンジャーズ

2008年作品、ロドリゴ・ガルシア監督、アン・ハサウェイ主演。
 
航空機事故が起きた。 最後に機長が舵を何とかあげたおかげで生存者が出た。 血だらけで現場を歩き回る男・エリック・クラーク(パトリック・ウィルソン)そこに機体が大爆発を起こす。
セラピストのクレア・サマーズ(アン・ハサウェイ)は、恩師のペリー・ジャクソン(アンドレ・ブラウアー)から仕事を任される。 それは、飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った生存者5名のトラウマ的ストレスを治療するというものだった。
彼らたちに会いに向かう途中ラジオからは、事故原因はまだ不明と放送されていた。 ペリー・ジャクソン(アンドレ・ブラウアー)はある男(ウィリアム・B・デイヴィス)と話していたが、彼は彼女を見るとはなれて行った。飛行機は胴体着陸をし、109名中数人が助かったというのだ。 全員任せる、しかしその中の一人が気になると言う。
生存者に、それぞれ付き添っている人がいて、声がかけづらかったが、一人でいたのがエリック・クラークだった。 彼は裸だったが、妙に馴れ馴れしかった。 彼には迎えてくれる人はいなかった。 その時彼は変なことを言うのだった。「姉妹はいるかい?連絡をすべきだ。まだ間に合ううちに、バスに撥ねられることだったるんだから」
気になった彼女は自分の部屋に帰ると、クレアの自宅には近所のトニ夫人(ダイアン・ウィースト)が洗濯物を取って来てくれた。 彼女をいたわるような態度だった。 そして、連絡を取っていなかった姉に電話をするのだった。 しかし留守電でつながらない。 伝言を入れるクレアだった。
エリックはうなされて起きると、外で犬がこっちへ向かって吠えていた。
そして“生存者”達に対してのカウンセリングが始まった。 事故当時の状況を各々話し始めるが、微妙に違いがあった。 その時、窓の外にこちらをじっと見ている男がいた。 こちらが気がつくと逃げるように去ってしまった。
グループカウンセリングでの意見の違いを気になったクレアは、航空会社代表アーキン(デヴィッド・モース)に真相を確かめに行くが、機長の操縦ミスと言うだけで、迷惑がられてしまう。
エリックはグループ・カウンセリングを拒否。 自宅での個別カウンセリングを行うことになる。 だが、クレアが彼の自宅を訪れると、彼は大胆に言い寄ってくる。
そして翌日、ある患者が姿を消す。 それが合図の様に、記憶を取り戻した患者が、次々とクレアの前から消えてゆく・・・
 
ミステリー作品なのか?それとも怪現象なのか?はたまたサスペンスか? 途中までいろんな選択肢を描いてしまう作品ですが。
アン・ハサウェイが、大きな役目を与えられ、必死に期待に応えようとしている姿は、途中までは好感を持てますが、ちょっとおかしいエリック、そして乗客たちに触れていくことで、この事故の隠された真実がわかってきます。 そして彼女がどうしてこんな役目を与えられたかが。
一応サスペンススリラーという括りの作品ですが、私はそうじゃなくちょっと悲しい不思議な話に感じました。
不慮の事故で亡くなるっていうことは、心の準備ができない分ケアが必要なんでしょうね。
 
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航空機の事故現場
 
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佇むエリック
 
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クレアは生存者のカウンセリングを要請される
 
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始まるカウンセリング、グループで行う
 
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その中のエリックと近づいて行く
 
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しかし“生存者”が消えていく
 
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