anttiorbの映画、映像の世界

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真っ暗闇。 男はその中で目を覚ました。 「ここはどこだ?」 手をあげると木のような板に触れる。 持っていたライターを付けると箱に閉じ込められ、猿ぐつわをかまされている。
叫んでいても反応はない。 必死に上に押してもびくともしない。 酸素はあるのか? どうやら木製の棺に入っているようだ。 何とか手の縄を切り、口も自由にした。
少し落ち着いて中を見ると、やはり棺桶の中らしい。 足元に携帯があった。 苦労して手に持ち、どこかへ助けを求めなければ。 財布は空になっていた。 911にかけて助けを求めるが、自分がどこにいるのかわからない。
自分はアメリカ人で、イラクで物資を運ぶ運転手をしている、名前はポール・コンロイ(ライアン・レイノルズ)と言うが、掛ったのはオハイオ州911だった。
妻のリンダにかけるが留守電だった。 だんだん思い出していく。 トラックの運転手で、途中で襲撃され、拉致されたのだった。 怪我もしている。
ここはおそらくバクダットのどこかだろう。 この状況を脱出するにはFBIにかけるしかない。 番号案内でシカゴの番号を教えられるが、なかなか要領を得ない。
何とか名乗り状況を説明するが、電波の調子が悪く切れてしまった。 そして元受会社のCRTに電話をかけ、非常事態の時の担当者を呼ぶが、これもなかなか担当者にかからない。 そしてその電話に着信があった。 犯人からだった…

スペイン映画ですが、原題は「Buried」といいます。 キルビル2で閉じ込められた空間から死に物狂いで脱出するシーンがありますが、これもそんな感じかなと思いましたが、とんでもなかったですね。
閉所恐怖症の人はちょっと見れないですし、長い時間観ているとこっちも息苦しくなる作品でした。
その中に企業の冷たさ、イラク戦争の無意味さが込められており、その点では結構うならせられます。
ちょっと見ないと表現しづらい作品ですが、たった一人の出演を最大限に構成している作品としか言いよう無いところですかね。

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気がつくと木箱の中に

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携帯で必死に助けを

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