anttiorbの映画、映像の世界

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セルフレス/覚醒した記憶

2015年作品、ターセム・シン監督、ライアン・レイノルズ主演。

ニューヨークを創った男と称され、政財界に強い影響力を持つ建築家ダミアン(ベン・キングズレー)は、40年来の友人であり仲間のマーティン(ヴィクター・ガーバー)と食事をしていると、若いやり手の青年が現れる。 その男はダミアンの功績を称賛するが、裏で罵っていた腹黒い男だった。 そんな事はとっくにお見通しのダミアンは、男を追い払うが、実は彼はガンを患い余命半年と宣告されていたのだった。
マーティンとの別れ際、ダミアンは “脱皮” を知っているかと聞くが、マーティンは何のことかわからなかった。 彼のところに、科学者のオルブライト(マシュー・グッド)がコンタクトを取って来ていた。 永遠の命を手にれる方法というのだが、慎重なダミアンは迷っていた。
彼には一人娘がいた。 クレアといいNPOの仕事を自分で興していた。 彼女の事務所に行き、病気のことや、いろいろ話をし、援助をしたかったのだが、ついきついことを口にしてしまい、いつものように拒絶されてしまうのだった。
オルブライトは、ダミアンに遺伝子を培養し作った肉体への頭脳の転送を持ちかけているのだった。 ただし別人として生きることが条件であり、莫大な費用やオルブライ トの研究所にも疑念があったものの、病状はどんどん悪化していく。
失意のダミアンはついに決意。 引退の書類を親友のマーティンに託した後、オルブライトの指示に従ってコーヒーを仰ぎ、そのまま倒れる。
救急車で研究所に運ばれた彼は、転送装置へ。 その際には金属を見に着けてはいけないと言われ、68歳のダミアンの体は死に、新たな肉体(ライアン・レイノルズ)を手に入れる。
はじめは全く体が言う事を効かなかった。 歩行訓練から始め、水中歩行、だんだんと筋トレをするまでになってきたが、ただある薬を必ず毎日1錠飲むことを義務付けられていた。 それを怠ると、拒絶反応が起こり、最悪の時には死んでしまうと言われる。
日常生活ができるレベルになると、住居を与えら れ、通常生活に切り替えられた。若くて運動神経が良い肉体、ダミアンはバスケットボールをしながら、アントン (デレク・ルーク)という友達もできて順調な新しい生活が始まった。
しかしアントンが連れてきた女性とSEXをした時、つい薬を飲むのを怠ってしまう。 その時、今まで記憶のないいろんな世界が垣間見えたのだった。 いったいこれは記憶なのか妄想なのか?
ダミアンはその時見た頭の中の映像を調べ、ある地点にそれがあるのを見つけ、オルブライトに内緒で行ってみるのだった…

監督はターセム・シン、初めて鑑賞する監督ですが、どうやらいろいろ面白い作品を撮っているようですね。 過去作も見なければ(^^)
主演はライアン・レイノルズ、最新作はもちろん 「デッド・プール」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14189012.html でしたが、今作はうって変わってシリアスな役でした。
そして老体のダミアンにはベン・キングズレー、まだまだ元気で危ない役をする感じでしたが、今作ではあっという間に若い体と入れ替わってしまいました(^^)
また科学者・オルブライトにはマシュー・グッド、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12822467.html で開発チームの一員で登場していましたね。
物語はこの後、急展開を見せます。 まあこのオルブライトがきな臭いんですが、ご想像の通り、アクションも結構入ってきます。 まあ、ライアン・レイノルズ起用ですから、そうじゃないともったいないですが。
この作品、ラストは結構泣けるんですね。 感動と、儚さが同時に来て。
この作品も上映館が少ないんですが、秀作です。

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大富豪ダミアン

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天才科学者・オルブライト

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新しい肉体に

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転送!

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妄想?に出てきた母子

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