anttiorbの映画、映像の世界

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イングロリアス・バスターズ


1941年、第二次世界大戦中、ナチスドイツ占領下のフランスの田園地帯。 こののどかな風景に1台の車がやって来た。 車は軍用のジープで、乗ってきたのはこの地に赴任した 「ユダヤ・ハンター」 の異名をとる国家保安本部のランダ・ナチスクリストフ・ヴァルツ)親衛隊大佐だった。
家主のペリエ・ラパディット(ドゥニ・メノーシェ)に緊張が走った。 ランダは、行方不明になっているユダヤ人一家の手がかりを得るために酪農家のラパディットを尋問する。 どうしても行方がわからないユダヤ人一家がいると言う。
以前の捜査ではラパディット家はお咎め無しだった。 しかしランダは強かだった。娘たちを外に出し、ランダは英語に変えて話し始める。
ランダはなぜこの地に派遣されたかを説明する。 ヒトラーの信任熱いランダは徹底的なユダヤ人のあぶり出しを得意としていた。 匿う者にも容赦しなかった。
耐え切れずラパディットは床下に匿っているユダヤ人一家を指さしてしまう。 すぐさま機関銃で床下を打つナチ。 しかしただ一人難を逃れた娘がいた。 ランダは走り去るショシャナ(メラニー・ロラン)の背中に向けてピストルを構えるが、引き金を引く代わりに別れの言葉を叫ぶ。 ここで第1章が終わる・・

5章に分けた作りになっています。 第1章では主役のブラッド・ピットは出てきませんが、クライマックスの第5章では逆に活躍というほどの感じではないですね。 でも1章がすべてのきっかけになっており、緊迫したランダとラパディッシュのやり取りがいいですね。
ランダ役のクリストフ・ヴァルツがこの映画すべてを引っ張り、ラストの落ちに繋がりますが、彼の憎々しげな演技が当時のナチを端的に表現しています。 彼はこの演技でアカデミーの助演男優賞を受賞するほどでしたから。
タランティーノ独特のえぐい表現でファシズムを表現して、彼の毒々しさが強烈に表現されており、容赦ない展開がまたいいですね。
やんちゃな監督ですが、それが持ち味でそんな彼の作品はグロイ反面少しユーモアが含まれており、不思議な爽快感を感じてしまいました。
確かに面白い作品でした。


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ランダ


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唯一生き残った女性

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ナチへ恨みを持っている者たちは大勢いる

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しかしランドは切れ者だった

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