anttiorbの映画、映像の世界

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ポストマン・ブルース

1997年作品、サブ監督、堤真一主演。

沢木龍一(堤)は郵便配達員。 毎日の生活にちょっと疲れていた。 街を自転車で走っていると、勝手に郵便物を渡すおばちゃん。 そんな輩にもウンザリしていた。ある日郵便物を渡しに行ったアパートに、高校の同級生だった男・野口修二(堀部圭亮)がいた。 初め向こうは気が付かなかったが、声をかけると思い出したようで、部屋に誘ってくれた。
入ってみるとびっくり、彼はヤクザで、今指を詰めたところだった。 野口はヤクザっていうのはこんな大人になっても興奮する体験ができる、といってヤクザの良さを沢木に語るのだった。
野口はちょっと困った問題を抱えていた。 勝手にシャブを売りさばこうとしていたのだった。 すきを見て郵便バッグにシャブを入れる野口。 しかし野口の家からもう一つ彼の指もバッグに入ってしまった。 そんな野口は警察にマークされていた。
張り込んでいた刑事に上り込んでいた沢木があらぬ疑いで、共犯扱いされてしまったのだった。 勝手にどんどん疑われ始める沢木。 そんな彼は勝手に郵便物を持ち帰り、勝手に開け、酒を飲み、仕事に対してはどうしようもない状態だった。
そんな中に不思議な手紙を見つけた。 その送り主の病院を見つけようと奔走する沢木。 ようやく病院を訪ねると一人の女に出会った。 彼女の名前は小夜子(遠山景織子)。 末期がんの患者だった。 そしてもう一人末期がんの男・殺し屋ジョー(大杉漣)とも出会った。
しかしいったん誤解した警察は、沢木に対する疑いを勝手に膨らませ、どんどん彼を重要人物としてマークをしていくのだった…

15年前の作品なので、まだみんな若い感じですね。 堤も大杉も今では売れっ子俳優ですが、ちょっと地味な作品にも出ていたんですね。 
うらぶれた郵便配達員・沢木が野口と会ったことを境に、だんだん生き生きしていくんですが、同時に破滅の道に知らず知らず入っていくという何とも皮肉な男の物語です。
最後は一応ハッピーエンド?かなっていうちょっとふわっとした終り方でした。監督のサブは俳優で 「ゼイラム2」 に出ていたとのことですが、最近は監督としての活動が主のようです。

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疑いをかけられ、ふてくされる龍一


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そんな時彼女と出会う


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小夜子といい末期癌だった

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そしてだんだん生き生きしている龍一だが

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