| 2009年作品、ジャウム・コレット＝セラ監督、ヴェラ・ファーミガ主演。
出産間近のケイト（ヴェラ・ファーミガ）だった。 しかし子供は死産だった。 これがトラウマとなり、ケイトは悪夢に毎夜うなされるようになってしまった。 それはいつも出産の夢。
ケイトはカウンセリングを受けていたが、それでも娘のマックス（アリアーナ・エンジニア）と息子のダニエル（ジミー・ベネット）は家を明るくしてくれていた。 ただ娘のマックスは難聴で手話でしか会話ができないのだった。 そのため、夫のジョン・コールマン（ピーター・サースガード）と話し、死産だった子の代わりに養子を取る方向で話をしていた。
訪れた孤児院で二人は他の子と交わらず一人で絵を描く少女に出会う。 彼女の名はエスター（イザベル・ファーマン）。 頭がよく、音楽や絵を描くことが得意な子で、ピアノを弾くケイトは彼女にしようといい、ジョンも同意をする。
そしてケイトが家にやってきた。 すぐにマックスと仲良くなった。 なんと彼女はもう手話ができていた。 必死に練習したと言っていた。
しかし彼女には変わったところがあった。 首と両手首には常にリボンを巻き、入浴時は浴室に施錠するというのだった。 学校へ行くときは動きやすい服ではなく、絶えず着飾った格好で行くので、それも周囲から浮いていた。
しかしただ変わった行動だけでなく、不思議な振る舞いをし始めるのだった。 始めに異変に気付いたのはケイトだった。 ジョンに話してもなかなか信じてもらえないので、孤児院の担当者に色々エスターの前歴を聞くと、心配した担当者のシスター・アビゲイル（CCH・パウンダー）が訪ねてきた。
これは怖い話でしたね。 エスター役のイザベル・ファーマンが見事に怪女を演じています。 オチもちょっと想像を超えたもので、ラストの対決もホラーならではでした。ラストのオチで今までの謎がすべてつじつまが合う作品というのは、脚本、構成の妙ですね。
ホラーといっても、一つもオカルト要素はないのですが、それでここまで背筋の寒くなる映画はちょっと久しぶりでした。 殺される人物は少ないのですが、まだの方にはこの夏にお勧めの作品ですね。
死産だった長女の代わりに養女になるエスター
 しかし彼女はちょっと変わっていた
 ピアノを一人で弾いていたエスター
 そして謎の行動をとりはじめる
 そして長男が事故に遭う
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