anttiorbの映画、映像の世界

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ハルキWebシネマ ネオホラーシリーズ

5枚シリーズ全部見たので感想を。1~3は本当にあった話をベースの物語で、後日談を長井秀和が語るという設定。4~5は原作の平山夢明の原作を自ら製作ということでテイストがガラッと変わる。長井は登場しないし、いきなりストーリーが始まる。ナレーションもないしホラー映画のこわいところがそのシーンだけ切り取られたという風で、いきなりエンディングというちょっと雑な作り。一応メイキングが入っているが、だからと言って設定の説明があるわけではない。また、ストーリーも1~3はどちらかというと実話なので、心霊、幽霊という超常現象より、実生活の狭間の狂気が描かれていて、身近な恐怖が漂うが、4~5は完全に現実から離れ一種の仮想空間の感じ。いわゆるモンスター、ゾンビという括りに近いかも。おそらく1~3の方が作りとしてはいいのではと誰しも思うところだろう。予算の関係か、新しい取り組みかちょっと悔やまれる感じの後半だった。ただ、自分は平山氏の原作をまだ読んでいないので、ちょっと本ではどういう表現をしているのか確かめたいと思っている。ただ、角川としては実験的な作品でそれなりに評価してよいのではとは思うが…