anttiorbの映画、映像の世界

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南極料理人

2009年作品、沖田修一監督、堺雅人主演。

男が逃げている。 大変だ。 ここは極寒の南極必死に追う3人の男。
ようやく捕まえて男を説得する。 男を何とか戻した場所は海上保安庁の南極ドームふじ基地。 ここには8人の男たちが派遣されている。
本さん(生瀬勝久)/雪氷学者、タイチョー(きたろう)/気象学者、兄やん(高良健吾)/雪氷サポート、ドクター(豊原功補)/医療担当、主任(古舘寛治)/車両担当、盆(黒田大輔/通信担当、平さん(小浜正寛)/大気学者、西村淳/調理担当(堺)以上の8人。
ここは極寒の地なので、一切の動物がいない。 いるのは8人だけ。 こんなところの唯一の楽しみは、たまの麻雀と主に食べることだけ。
西村の役目は大変重要。 大量の食材をいかに使って計画的に飽きさせないで毎日過ごさせるか、彼は日々考え食事を作るのだった。
特に気圧の関係でお湯が100度に満たないで沸騰してしまう。 麺類は大変作るのが難しいのだった。
だんだん各人にストレスがたまり始める。 そんな8人は任期を全うできるのだろうか…

南極基地といえば昭和基地が有名ですが、これは海上保安庁の管轄なのでちょっと地味でさらに寒さに置いては過酷なところのようですね。
実体験の物語ですが、現代の技術なら、ドーム内は通常生活に問題はないところに驚きですね。
ただあまりにも1年強の同じ空間での同じ業務は精神的につらいでしょう。 体力もそうですが、精神力も強くないと耐えられないでしょうね。
結構心の病気になる人が多いのではないでしょうか? そんな深刻な話をコメディタッチで、上手く映画にしてあるという作品ですね。
堺雅人のひょうひょうとした演技が相変わらず引き立つ作品です。
沖田監督はまだ若いので、今後活躍が期待される監督ですが、さまざまなジャンルの作品を見たいですね。

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限られた空間での隊員たち

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彼らの楽しみは食べること

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そして厨房を仕切る西村

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しかし彼も条件は一緒

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そして調査も仕事

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