1999年作品、廣木隆一監督、かたせ梨乃主演。
「ウルトラ・レイプ」という映画が流れている。 この映画に出ている一色リナが行方不明となった。
引退した父の跡を継ぎ新宿二丁目で探偵事務所を開いている孤独な女探偵村野ミロ(かたせ梨乃)はこの依頼を受けビデオを見ていた。
AV女優仲間に聞き込みをしているが、誰も彼女の行方を知らない。 しかし捜査をし始めたミロに対して嫌がらせが起きるようになった。
自宅に帰ってみると家にドアのところに死んだ猫がつるされていた。 ミロの悲鳴を聞き飛び出してくる隣の男・友部秋彦(大杉蓮)はその死骸を処分してくれる。
優しく慰めてくれる友部。 彼は近くでバーをやっている。
この映画を撮った監督に話を聞きに行くミロ。 矢代亘(永澤俊矢)という男がこの映画を撮ったということだが、男はとぼけてまったく手がかりをつかませない。
かえってミロに興味を抱いているようだった。 逆に迫られるミロ。 何とか脱出したが矢代に強い疑いを抱いた。 一体感彼女は生きているのか? 矢代はどう関係しているのか?・・・・
サスペンスということで見てみましたがサスペンス度合いが薄く、2時間ドラマっぽかったですね。 今映像ソフトが廃盤扱いになっていて結構なプレミアがついているわけがわかりませんでしたが、「ははあ・・」どうやら、かたせ梨乃目当てなんですね。
ストーリーとしてはなんとなく流れていきなんとなく終わってしまうんです。AV業界の裏側を描いていくというコンセプトなんでしょうが突っ込み不足感がありありと見られます。
かたせ梨乃ありきの映画という一点の作品でした。