そんなある日、奥山(ビートたけし)という男が現れ、仕事を依頼してくるのだった。 彼の依頼は、自分の愛人ロレーヌ(ジェニファー・ガラン)の浮気調査だった。
調査自体はさほど難しくはなく、証拠写真を何枚かとることに成功する。
彼はゆすり屋で、日本で目をつけられフランスに逃げて来たのではと言われる。 そしてKISHINはロレーヌの浮気の証拠をつかむものの、彼女の妖しい魅力に逆にだんだんと心奪われる。
そんな折り、逆にロレーヌの方からKISHINに接近してきた。 奥山の本業はゆすり屋で、金と地位のある男にロレーヌを抱かせてそれをネタに恐喝を働いているという。
一方、奥山は紳士的な態度でRIEに近づき、高級なプレゼントや2人だけのファッションショー、古城でのディナーなどで彼女は夢心地となるが、新聞社で働くNEGISHI(宇崎竜童)に奥山のことを知っているかと聞きに行く。 彼の話から、奥山は大物の不動産ブローカーで大金を持ち逃げして日本で指名手配を受けていることを 知る。
K ISHINはロレーヌを助けようと奥山と取引に臨むが、その場で彼を撃ち殺してしまうのだった。 KISHINはロレーヌを連れて逃げることになってしまう…
決して俳優として上手くはない内田裕也ですが、今作はベースの話に脚色をして自ら脚本、製作に絡んでいます。 そしてまだ若く女優としては駆け出しの宮沢りえ、そして後年監督としてビッグになるビートたけし、もうこのころは数本監督として撮っていますね。
しかしそれ以外にも個性的な俳優が多く参加、ちょっと推理物の連続殺人事件となっていき、たどたどしさの中で物語が進行していきます。 まあ軽い感じのサスペンスで、冒頭に自虐的な感じのテロップが入りますが、まあフランスロケを大胆にも敢行した制作費の張った作品だったと思いますが。
パリで探偵事務所を出しているKISHIN
助手のRIEと
そんな時奥山から依頼が
RIEに接近する奥山
しかし連続殺人事件に発展していく